案の定柊はきゃあきゃあ言う女子たちを一瞥し、嫌そうに椅子に腰かける。 そしてあからさまに顔を背けて樹君と話すのだ。 そこまでやらなくても……なんだか女子たちに申し訳ないよ。 彼女たちも柊の異変に気付いていて、 「山形先輩がいるからじゃない?」 「だから呼びたくなかったんだよ」 小声でぼやいている。 昔からそうだった。 あたしはこうやって、女子たちに邪魔者扱いされていた。 そして柊は、女子たちと楽しそうにしていたのだが……