テーブルには五人の男女が座っていた。
奥から凪君、剛君、そして樹君。
手前には凪君と同学年のマネージャー二人だ。
そのマネージャーたちは美人系と可愛い系で、同じく可愛い沙知。
彼女たちと比べたら、あたしはやっぱりオトコオンナだと思う。
昔もこうだった。
柊は可愛い子に囲まれて……
「山形先輩!
ここ座ってくださいよ!」
奥の凪君は、自分の前を指さしている。
そこには沙知とあたしの席が開けられている。
「戸崎は?」
凪君に聞くと、柊にすごい勢いで睨まれた。
戸崎と呼んでしまったからだろう。
だけどあたしは、彼女たちの前で柊と呼ぶ勇気もない。



