「あ、みどり!……と、柊」
不意に呼ぶ声が聞こえ、振り向いた先には沙知がいた。
同窓会で会った時と同じ、可愛くて女の子らしい沙知は、今日もおしゃれな服を着ている。
そんな沙知があたしたちを見て、
「えっ?まさか二人とも、今もそんな感じなの?」
苦笑いしている。
だからあたしは何も言えなくなる。
今も普段はそんな感じといったらそんな感じだ。
ただ、色々変わってしまった部分もある。
柊のことを考えると胸が熱くなり身を寄せたくなったが、沙知は高校時代を知る人だ。
高校時代柊はモテモテだったから、イチャイチャしたらまた批判されるかもしれない、なんて恐怖すら感じる。
黙るあたしを、
「何より、結婚おめでとう!」
沙知は祝福してくれる。
その裏のなさそうな笑顔に心底ホッとした。



