fantasista 3 ー永遠にー





「あ、みどり!……と、柊」


不意に呼ぶ声が聞こえ、振り向いた先には沙知がいた。

同窓会で会った時と同じ、可愛くて女の子らしい沙知は、今日もおしゃれな服を着ている。

そんな沙知があたしたちを見て、


「えっ?まさか二人とも、今もそんな感じなの?」


苦笑いしている。

だからあたしは何も言えなくなる。



今も普段はそんな感じといったらそんな感じだ。

ただ、色々変わってしまった部分もある。

柊のことを考えると胸が熱くなり身を寄せたくなったが、沙知は高校時代を知る人だ。

高校時代柊はモテモテだったから、イチャイチャしたらまた批判されるかもしれない、なんて恐怖すら感じる。




黙るあたしを、


「何より、結婚おめでとう!」


沙知は祝福してくれる。

その裏のなさそうな笑顔に心底ホッとした。