fantasista 3 ー永遠にー






柊と一緒に薄暗くなった街を歩く。

柊がやたら身を寄せてきたりするから、恥ずかしくなって逃げた。

というのも、女子たちにその姿を見られるのが恥ずかしいのだ。



あたしと柊は、高校時代付き合っていたのに喧嘩ばかりしていた。

そう、いちゃついている場面なんて見せたことがなかったのだ。

だからあたしは、当時を知る人に乙女の部分なんて見せられないと思ってしまう。




それなのに柊が、


「なぁ、寒くね?」


わざとらしく言う。


「寒いから、俺のパーカーのポケットに手ェ突っ込んで温めろ」


「は?」


「何だったら下半身触ってもいい」


「うわ、キモ!!

あんたそれ、マジで言ってるの!?」


あたしが大声を出した時だった。