「あっ、はい! 下山先生、来ました!」 「分かりました! そっち行きます!」 どうやら岩本のお父さんがここまできたみたいだ 「岩本? 行ける?」 コクッ 荷物を持とうとしたので慌てて止めた さすがに今、持たせるわけにはいかない 「俺が向こうまでもってくから」 「でも……」 「気にしないで! じゃあさっき離れた俺からのお詫びだと思って!」 岩本に気にしないでって言っても気にするだろうからお詫びということにしといた