岩本の手が布団から出ていた こんな小さい身体でよく頑張ったな… もう1人で苦しまないでくれ… お願いだから… 思わず岩本の手を握ってしまった 「お願いだから… 目、覚ましてよ…」 ビクッ 岩本の手が少し動いた 「岩本?」 岩本の目が開いた 「しも…やま…せんせ…?」 「うん! 分かる?」 コクッ うなずいた あぁー 良かったー! とても安心した