そしたらそんな私たちのもとへ、みんながゾロゾロと集まってきて。

「ありがとう、アリスちゃん!」

「ソウ、お前やっぱすげーな! 間一髪だったじゃん」

「ふたりとも、命の恩人だ~!」

口々に感謝されて、なんだかちょっと照れくさい気持ちになった。

「白金、水野、ごめん。俺、全然気づかなくて……。マジで助かった。ありがと」

石川くんも申し訳なさそうにお礼を言ってくれる。

「ううん、私のほうこそ、いきなり取り上げようとしてごめんね」

すかさず私も彼に謝ったら、そこにいたひとりが突然、ハッとした顔でこんなことを言いだした。

「でもさ、今の、なんで白金はあれが爆弾だって気づいたんだ?」

「たしかに。だったらこれ、俺らのも危ないんじゃね? もしやみんな本物?」

「えーっ! でも私、時間内に解体できなかったけど、爆発してないよ?」

その会話を聞いてギクッとする。

……ど、どうしようっ。

やっぱりさっきの私の行動、変に思われてる?