自室で宿題を解いていると、カナメくんからメールが届いた。

《25日って時間ないか?》

僕は手を止めて、返信した。

《学校が終わった後なら暇だよ!部活も休みだし!》

《俺もバイトなくて暇なんだ。遊ぼう!》

《いいよ!それならカナメくんの家に行くよ!》

《了解!放課後、家に来てくれ!》

メッセージのやり取りはすぐに終了した。

僕はスマートフォンを机の上に置いて立ち上がり、喜びを噛み締めた。

カナメくんと遊べる!

しかも2人きりだ!

普段はナナミちゃんも含めて3人で遊ぶことが多いから、嬉しかった。

何のお菓子を持って行こうか。