昼休み、昼食を済ませた直後で少し眠かった。

自分の席でぼんやりとしていると、カナメくんからメールが来た。

よく会うせいか、メールはあまりしないので何か新鮮だ。

《そういえばイクヤって彼女いんの?》

急にどうしたんだろう。

意外な質問に驚いた。

もしかして僕のこと…?

いやいや。

カナメくんはナナミちゃんが大好きなんだからありえない。

急に彼女の有無を聞いてきた理由が謎だけど、とりあえず返信することにした。

《残念ながらいないよ!悲しいことに全然モテないから!》

すると、カナメくんからすぐに返事が来た。

《意外だな!じゃあモテない同士、俺と仲間だな!お互い頑張ろう!》

内容は何でも、仲間という響きが嬉しかった。