わたしはそのまま1人で家に帰った。

自分の部屋に入って、イスに座った。

気分は沈んだままだった。

さっきのことを思い出す。

『うーん…。』

悩んでいてもしょうがない。

謝ろう。

嘘をついたわたしが悪いんだから。

全部正直に話そう。

恥ずかしいけど、そんなことを気にしている場合じゃない。

スマートフォンを手に取った。

《今日はごめんなさい。わたし嘘ついてた。本当にごめんね。だから、ちゃんと正直に話すね。電話してもいいよって時、教えてください。》

今の自分の気持ちをそのままメッセージに込めた。

後はめーちゃんからの返信を待つだけだ。

直接、私の気持ちを言おう。

だけど、その日のうちにめーちゃんから返信は来なかった。