彼女との時間の終わりと、俺の正体がバレたのは同時。
次に会うのは彼女がデビュタントする7年後かな。
その時、君は今日の事を覚えているかな……
そう考えたら、自然と。
『友達になろう』と、手を差し出していた。
◇◇◇
2ヶ月後、俺は16になる。
アグネスには、見栄をはってサインをする云々を愚痴ったが、まだまだ仕事は任されてはいない。
父の国王陛下が退位され、王太子が王位に着くとスペアの第2王子ギルバート以外の、
俺とエドアルドは臣下降籍するか、どこかへ婿入りする事になっていた。
国王陛下と(俺と仲がいい) 王太子の間では、
第3王子の俺は結婚するまでは王弟、結婚後に
新しく公爵位を賜ることになっていた。
公爵家として、国王の兄を支えるのだ。
そして俺もまた、乳母のアライア、夫のグレゴリー、息子のレイノルドの、マーシャル伯爵家に支えて貰う。
王太子以外の王子がメインで祝われる夜会は、この16歳の生誕記念と婚礼関係のみなので、
マーシャル伯爵夫妻のやる気が凄い。
次に会うのは彼女がデビュタントする7年後かな。
その時、君は今日の事を覚えているかな……
そう考えたら、自然と。
『友達になろう』と、手を差し出していた。
◇◇◇
2ヶ月後、俺は16になる。
アグネスには、見栄をはってサインをする云々を愚痴ったが、まだまだ仕事は任されてはいない。
父の国王陛下が退位され、王太子が王位に着くとスペアの第2王子ギルバート以外の、
俺とエドアルドは臣下降籍するか、どこかへ婿入りする事になっていた。
国王陛下と(俺と仲がいい) 王太子の間では、
第3王子の俺は結婚するまでは王弟、結婚後に
新しく公爵位を賜ることになっていた。
公爵家として、国王の兄を支えるのだ。
そして俺もまた、乳母のアライア、夫のグレゴリー、息子のレイノルドの、マーシャル伯爵家に支えて貰う。
王太子以外の王子がメインで祝われる夜会は、この16歳の生誕記念と婚礼関係のみなので、
マーシャル伯爵夫妻のやる気が凄い。



