ハイスぺな俺が北川さんに相手にされない



「ねぇ、大和」
「ん?」
「苦手な教科って何?」
「ないよ」
「ほんとに?副教科も合わせてだよ?」
「うん。全部得意だった」
「音楽もだよ?」
「結花に言ってなかったっけ?
俺、10歳まで、ピアノとバイオリンやってたんだ。
コンクールで賞とったこともあんだから」
「え……そうなんだ…」
「歌もうまいよ。カラオケでいつも
歌手みたいって言われる。
今度一緒にいこうか」
「あ、うん…」

なんだ、結構音楽できるんじゃん。


「あ、じゃあ、美術は?」
「俺、絵うまいよ」
「えー?イラストとかじゃないよ?
リアルなやつ」
「うん。絵も工作した物も、
いつも入選してたし」

ひっ…すごすぎる…
実は絵心がない、
みたいな方がかわいいだろうに。


「じゃ、じゃあ…」

家庭科は絶対できるな。

「あ、古典は?」

苦手というか興味なさそう。