「ごめん、驚いてるだけ」
「…私の勝手な思い違いで
加瀬さんを傷つけてごめんなさい。
私やっぱり加瀬さんに迷惑をかけてばかりで、
本当に申し訳ないです。
なんで、こんなに完璧な加瀬さんが
私みたいな欠点ばかりの人を好きなのか
すごく不思議なのですが…」
「たぶん北川さんが欠点だと思ってるところが、
俺にとっては欠点に見えない」
北川さんはえー?と疑ったような声を出した。
「俺の目では、北川さんは完璧なんだって」
「だって…
ドジで不器用で、
料理もできないし…
全部言いきれないけど、
加瀬さんの真逆だし…」
「俺にとってはそれがいいんだ。
かわいくて、守ってあげたくなる」
と言うと北川さんは両手で顔を覆った。
「そ、そんな…こと…」
「美人だとか、スタイルがいい子とか、
料理ができる子とか、器用な子とかより、
俺は北川さんがいいんだ」



