俺はソファーから立ち上がった。
こんなに好きなのに、
なんで一度も言わなかったんだ?
北川さんが相手にしてくれなかったから?
北川さんが恋愛は休みって言ったから?
でも、それと俺の気持ちは関係なくね?
恋人になれって強いてるわけじゃない。
ただ、好きって伝えるだけなんだから。
そんなのいつだってできたはず。
北川さんが相手にしてくれなくたって、
それを伝えるのは俺の自由!
俺は脱いだコードを引っ掴んで、
家を飛び出した。
北川さんが他に好きな人がいるなら
それでいい。
俺の隣が嫌ならそれでいい。
俺が嫌いならそれでいい。
でも、俺は──……



