ハイスぺな俺が北川さんに相手にされない



そしてついには……




ある週末、俺が買い物から帰ってくると、
ちょうど北川さんが部屋から出てきて、
俺たちはばっちり目があった。


でも、彼女はすぐに目をそらし
廊下の真ん中に置いていた自分のスーツケースを
壁際に転がして移動させた。

「どっか行くの?」

俺は彼女の前で立ち止まった。

職場ではいつも、
逃げられるけど、
ここではそうもいかないだろ。