俺はクローゼットからプレゼントの箱を取り出して、
北川さんに渡した。
「わぁ!ありがとうございます」
北川さんは包装紙をなるべく破らないように
ゆっくりと開封していく。
「あれ?これ…」
北川さんは箱の中から顔を出した、
某ブランドの手袋を見て、
一瞬かたまった。
「そう、俺たちそれぞれ、ペアの手袋買ってた」
「へーっ!!
じゃあ、おそろい!」
「だな」
「す、すごい偶然!
あはははは!」
「ははっ!」
しばらくプレゼントの話題で盛り上がり、
北川さんは自分の家に戻って行った。
映画はお風呂に入って、
パジャマで見る派らしい。
俺は北川さんを待っている間に
つまめるスナック菓子をお皿に盛り、
ビールを出した。
「はーぁ、すみません、お待たせしました」
戻って来た北川さんを見て、
俺はドキッとした。



