「お待たせ。これって…」
「わっ!加瀬さん!」
「ん?」
「なんか髪が濡れていると、ドキドキします」
「じゃあ、いつも濡れておこうかな」
「やめてください…。
あ、これ、開けてください」
北川さんはそわそわするのか、
何度も座りなおした。
「もしかして、クリスマスプレゼント?」
「はい!」
え!北川さんが俺にプレゼントを
準備してくれてた!
俺、自分が北川さんにあげることばかり
頭にあったから、
期待も予想もしてなくて、
まじで今びっくり!
そして、めちゃくちゃ嬉しい…
「あ」
「ど、どうでしょうか…」
箱の中からは、某ブランドの手袋が出てきた。
俺は一瞬かたまった。
これ…
まぁいいか。
「ありがとう。嬉しい。
持ってなかったし。明日から使う」
北川さんは、前髪を触りながら、
ほっとしたように息を吐いた。
「俺もあるんだけど、
渡してもい?」
「え!?私十分プレゼントを頂きましたよ。
おいしいお料理とケーキ」
「あれはプレゼントじゃないよ」



