俺は基本シャワーだけど、
今日は北川さんの言う通り、
大変で本当に疲れたから、お湯を張った。
「はーあ……」
湯船に浸かり、
カチャンカチャンと、北川さんが
お皿を洗う音を聞きながら、
俺は目を閉じた。
なんか、彼女と同棲してるみたい。
この後は映画を観るのか…
ベッドとソファー、どっちで見よう。
どっちからでもテレビは見えるけど、
俺はいつも、ベッドに入ってテレビを見る。
そのまま寝られるからな。
でも、ベッドに誘ったら誤解されるかも。
加瀬大和はクールで紳士だからな、
ソファーだソファー。
お風呂に入ったお陰で酔いが覚めた。
よし賢者モード継続中。
服を着て、髪をタオルで乾かしながら、
テーブルに戻ると、
お皿はきれいに片付けられていて、
北川さんが椅子に座って俺を待っていた。
そして、俺の席の前に、
赤い包装紙にくるまれた、
小さな箱が置いてあった。



