どうも、噂の悪女でございます

(彼女には、学生生活最後の場で少し悪いことをしたな)

 まさかあそこで騒ぎを起こすほど二人が愚かであるとは、さすがのダレンにも予想できなかった。その点については、今後マーガレットのことを大切にして償っていくことにしよう。

 このことはマーガレットには告げていないし、一生誰にも告げるつもりはない。

「さあ、行こうか」

 ダレンは隣にいるマーガレットへと手を差し出す。

「はい」

 マーガレットは満面に笑みを浮かべると、そこに手を重ねた。

〈了〉