その8
バグジー
「…じゃあ、こいつらを俺たちが力づくで潰したら、アンタのとこ、それに埼玉の南玉連合が黙ってないってんだな?」
「ええ、必ずオタクらを潰しに来ます」
「フン、女だけで何ができるってんだ!東京北部の紅組は確かに名が轟いてるよ。だがよう、いい加減、人の敷地まではデカい顔しないでもらいたいね。それでもってんなら、来いよ!返り討ちにしてやるから…」
「おお、そうそう…。どうせならかわいい子、いっぱい寄こしてね。潰すだけじゃ芸がねーから、かわいがってやるよ。アンアン言わして、喜ばすってことだけど。ヘへへ…」
「ああ…、是非アンタも来てくれ。遠慮なしに。たっぷりそのナイスボディー、磨いてやるよ」
「無理ね。あたしの体奪おうとするクソは、骨の2、3本いただくわ。今日、教えてやってもいいけど。度胸ないか、シケたアンタらじゃ…」
「なんだと!」
「テメエ、表へ出ろー‼」
...
「…なんだ、コレ…?」
「…あなた達も男なら、”ソレ”使っていいから、一人づつかかってきなさい。もし、この場で私に一突きでもできたら、さっき言ったこと、取り下げるわ。…受ける勇気ある?」
「よし、言ったな!やってやるぜ。今の口、偽りねーな?」
「ないわ。その代り、あなた達3人のその木刀を私が払ったら、この子達のチームには今後、一切関与しない。いいわね!」
「おお…。じゃあ、俺から行ってやる!…うぉー!」
...
ほんの5、6M先で展開されたその鮮烈な光景は、ものの数十秒でケリがついた
180近いその長身の女は、3人が木刀を振りかざしてかかってくると、ポーン、ポーンと、男の手にしたものを、ものの見事に空高く弾き飛ばしたんだ
オレは瞬きも忘れて、その見事な竹刀さばきに唸りを上げていたよ
...
「これで、約束を守るのはあなた達ってことになったわ。いいわね!」
「…ふざけんなー、おい、やっちまえー!」
なんと、男たちは負けたにもかかわらず、長身で髪の長い細身の女に3人一斉でかかって行った
私は思わず、奴らに向かって行こうとした
ところが…
「待ってください!もう少し…。男の人の力を借りずに、やり遂げることが大事なので…」
チームの子は二人で、私の両腕をつかんでそう訴えてきたよ
私は思い留まり、両脇の二人から、4人に目を移した
すると…
ウソだろ…???
...
「わー、痛えー」
「わあー!やめてくれー」
「この卑怯者!それでも男か‼」
ボキッ!バシン!ボキッ…!
私は…、いや、チームの子もマスターも、目の前の信じられないシーンに、ぽかんと口を開けて棒立ちだったよ
なんとその長身の女は、うずくまっている3人に、右手に持った木刀をバンバンと打ち下ろしていたんだ
目に止まらぬ速さで容赦なく
しかも、顔色一つ、表情一つ変えずに…
...
「どうだ!約束、守るか?言わなきゃ、ここでホネもらうわよ‼」
ボキッ!バシン!ボキッ…!
「わかった…、わかったからやめてくれ。ホントに骨が折れる!約束は守るって…」
「よし!次、まただったら、東京埼玉都県境の女性勢力が総動員で潰しに来るから!こっちの力加減は、私らのおひざ元の族仲間にも聞いてみることね。さあ、今日はさっさと消えなさい!」
何なんだ、これは!
本当に女なのか、アイツ…
バグジー
「…じゃあ、こいつらを俺たちが力づくで潰したら、アンタのとこ、それに埼玉の南玉連合が黙ってないってんだな?」
「ええ、必ずオタクらを潰しに来ます」
「フン、女だけで何ができるってんだ!東京北部の紅組は確かに名が轟いてるよ。だがよう、いい加減、人の敷地まではデカい顔しないでもらいたいね。それでもってんなら、来いよ!返り討ちにしてやるから…」
「おお、そうそう…。どうせならかわいい子、いっぱい寄こしてね。潰すだけじゃ芸がねーから、かわいがってやるよ。アンアン言わして、喜ばすってことだけど。ヘへへ…」
「ああ…、是非アンタも来てくれ。遠慮なしに。たっぷりそのナイスボディー、磨いてやるよ」
「無理ね。あたしの体奪おうとするクソは、骨の2、3本いただくわ。今日、教えてやってもいいけど。度胸ないか、シケたアンタらじゃ…」
「なんだと!」
「テメエ、表へ出ろー‼」
...
「…なんだ、コレ…?」
「…あなた達も男なら、”ソレ”使っていいから、一人づつかかってきなさい。もし、この場で私に一突きでもできたら、さっき言ったこと、取り下げるわ。…受ける勇気ある?」
「よし、言ったな!やってやるぜ。今の口、偽りねーな?」
「ないわ。その代り、あなた達3人のその木刀を私が払ったら、この子達のチームには今後、一切関与しない。いいわね!」
「おお…。じゃあ、俺から行ってやる!…うぉー!」
...
ほんの5、6M先で展開されたその鮮烈な光景は、ものの数十秒でケリがついた
180近いその長身の女は、3人が木刀を振りかざしてかかってくると、ポーン、ポーンと、男の手にしたものを、ものの見事に空高く弾き飛ばしたんだ
オレは瞬きも忘れて、その見事な竹刀さばきに唸りを上げていたよ
...
「これで、約束を守るのはあなた達ってことになったわ。いいわね!」
「…ふざけんなー、おい、やっちまえー!」
なんと、男たちは負けたにもかかわらず、長身で髪の長い細身の女に3人一斉でかかって行った
私は思わず、奴らに向かって行こうとした
ところが…
「待ってください!もう少し…。男の人の力を借りずに、やり遂げることが大事なので…」
チームの子は二人で、私の両腕をつかんでそう訴えてきたよ
私は思い留まり、両脇の二人から、4人に目を移した
すると…
ウソだろ…???
...
「わー、痛えー」
「わあー!やめてくれー」
「この卑怯者!それでも男か‼」
ボキッ!バシン!ボキッ…!
私は…、いや、チームの子もマスターも、目の前の信じられないシーンに、ぽかんと口を開けて棒立ちだったよ
なんとその長身の女は、うずくまっている3人に、右手に持った木刀をバンバンと打ち下ろしていたんだ
目に止まらぬ速さで容赦なく
しかも、顔色一つ、表情一つ変えずに…
...
「どうだ!約束、守るか?言わなきゃ、ここでホネもらうわよ‼」
ボキッ!バシン!ボキッ…!
「わかった…、わかったからやめてくれ。ホントに骨が折れる!約束は守るって…」
「よし!次、まただったら、東京埼玉都県境の女性勢力が総動員で潰しに来るから!こっちの力加減は、私らのおひざ元の族仲間にも聞いてみることね。さあ、今日はさっさと消えなさい!」
何なんだ、これは!
本当に女なのか、アイツ…