その日の夜、同じベットで光里と眠っていた。

何かのしょうしにテグスが外れてしまった。


______ドックン。


再びあの感覚が蘇ってくる。


俺は瞳を赤くする。


隣を見る。

気持ちよく眠っている光里を見るなり俺は、その体に牙を立てる。

光里は、目を覚まそうとしない。

心臓を噛み砕いた。


俺は、口角に血を付ける。



もう、既に手遅れだったのだ。

三方の心は今も暗闇のまま。

戻すことが出来なかったんだ。


「ぐは、はは、ははははは!!!」

俺は血に狂った。

光里の血を飲んで。


俺はその場から消えた。



光里が光の姫だと既に分かっていた。

だけどあえて分からないふりをした。

だって、信頼出来ないから。

俺に信頼しろと。

する訳ねぇだろ?この俺が。

悪いが、光里。俺の事悪く思うなよ?