誕生日のあと、少し数値と体調が安定したことで美夜の外出許可が降りた 「絶対に、無理はしないこと!」 「古賀さん、怖い」 「慎太郎くん、分かってると思うけど病院じゃないからってイチャイチャしすぎないように」 「はーい」 「返事ははい、でしょ?」 「はい」 久しぶりに手を繋いでゆっくり歩く。 「慎太郎、手、あったかい」 「うん?」 「嬉しい」