麗華姫の手には聖理奈ちゃんのスマホ。
そこには、あたしが水着に着替えている動画があった。
「あ…」
恐ろしいのは、これが、ある程度想定していたことだったということだ。
あぁ、やっぱり撮っていたのか、という妙に冷静な気持ちになり、それが恐ろしくて冷や汗が吹き出した。
「『JKの生着替え』ってネットに撒いたらどうなるんだろうねぇ。」
麗華姫は心の底から楽しむような顔で言った。
不思議なことに、あたしの中で何かのストッパーが完全に外れた。
いや、何かのスイッチが入った、と言った方が正しいのかもしれない。
人間って、こんな些細なことで変わることがあるんだ。
そんなことをなぜか落ち着いて感じながら、あたしはぺたんと膝をついて、土下座した。
乾いた笑みが溢れた。
嗚呼、一体何を迷っていたのだろう。
愛香や百合香と一緒にいるよりも、ずっと楽しいに決まっているじゃない。
すでに少しおかしくなってしまっていたあたしは、ふわふわとした変な感覚を味わった。
あるわけのない黒い感情がジワジワと心を侵食していくようだった。
その時、あたしが感じたのは、冗談抜きに。
「麗華姫の魔法」
不思議な感覚だった。
そこには、あたしが水着に着替えている動画があった。
「あ…」
恐ろしいのは、これが、ある程度想定していたことだったということだ。
あぁ、やっぱり撮っていたのか、という妙に冷静な気持ちになり、それが恐ろしくて冷や汗が吹き出した。
「『JKの生着替え』ってネットに撒いたらどうなるんだろうねぇ。」
麗華姫は心の底から楽しむような顔で言った。
不思議なことに、あたしの中で何かのストッパーが完全に外れた。
いや、何かのスイッチが入った、と言った方が正しいのかもしれない。
人間って、こんな些細なことで変わることがあるんだ。
そんなことをなぜか落ち着いて感じながら、あたしはぺたんと膝をついて、土下座した。
乾いた笑みが溢れた。
嗚呼、一体何を迷っていたのだろう。
愛香や百合香と一緒にいるよりも、ずっと楽しいに決まっているじゃない。
すでに少しおかしくなってしまっていたあたしは、ふわふわとした変な感覚を味わった。
あるわけのない黒い感情がジワジワと心を侵食していくようだった。
その時、あたしが感じたのは、冗談抜きに。
「麗華姫の魔法」
不思議な感覚だった。