マジ!?

面白い!

そういえば、聖理奈、なんか、炎上してたよね?

もしかして、それで自殺しちゃったとか?


ふふ…

ウケるんだけど〜!!!



胸の中がスッとする。

聖理奈って、なんか、自分がタレントだってこと、鼻にかけてる感じだったし。

ウザかったんだよね。



ククク……



「ふふふ、柑奈、笑っちゃダメだよぉ〜」



彩綾が言う。

ななみんは、静かに顔を俯けていた。

ななみんも、笑えばいいのに。



よし、とりあえず、ぶーちゃんをいじめますか。



あたしは、昼休みに、旧校舎にぶーちゃんを呼び出した。



「ねぇ、ぶーちゃん。聖理奈が死んだってよ〜。」



ぶーちゃんは、顔を俯けて、何も喋らない。

なんかさ、裕二が行方不明になってから、コイツ、態度でかくなってない?

マジ、意味不明。

あたしたちの仲間が減ったとでも思っているのかな?

大間違い。

あたしたちは、誰がいなくなろうと、知ったこっちゃない。


薄情?


そうじゃない。

あたしたちは、麗華姫が右を向けば右を向く。

左を向けば、左を向く。

麗華姫に合わせている。

必然的に麗華姫に心が近くなっていくんだ——。


麗華姫が悲しまなければ、あたしたちは悲しまない。

薄情ってわけじゃ、ないよ?