The previous night of the world revolution7~P.D.~

仲間達の誰もが、既に覚悟を決めた顔をしていた。

…皆…。

「ブロテ一人に全部任せて、私達だけ逃げる訳ないでしょ」

シャニーが言った。

「僕達だって、『青薔薇連合会』の暴挙にはいい加減うんざりしてるんだ。奴らの横っ面を殴る為なら、多少の危険は厭わない」

セルニアも、この意見。

そして。

「…私が弱腰だったせいで、こんなに『青薔薇連合会』が増長することになったんだもの」

私の代わりに、長い間自警団の団長代理を務めていてくれた、マリアーネも。

「その責任は、私が果たさないと。…私も行くよ、ブロテちゃん」

「マリアーネ…」

「ちょっと…怖いけど、でも大丈夫だから」

…無理しちゃって、マリアーネ。

口元が震えてるのに、それでも自分の責任を果たそうとしている。

君には何の責任もないんだよ。マリアーネはよくやってくれていた。

だから、これは私が背負うべき責任。

それでも、ここにいる皆が…私と共に、私と同じ危険を共有してくれると言うなら。

私は、この頼もしい仲間達に…心から感謝し。

そして一緒に、悪魔の巣窟に飛び込もう。

皆がいてくれるなら、百人力だもん。