前回までのあらすじVI



『天の光教』事件の後、教祖ルチカ・ブランシェットの投獄により、ルティス帝国は一応の平穏を取り戻した。

しかし、『天の光教』が解散されてもなお、帝国内の若者達を中心に、社会主義的な政治思想が広まりつつあった。

その中心となったのが、ルティス帝国総合大学を始めとする、帝都にある大学の数々である。

若者達による社会襲撃運動を抑制、監視する為に、帝国騎士団は『青薔薇連合会』に協力を要請。

ルレイア、ルリシヤ、ルーチェス、そして帝国騎士団のルーシッド達は、それらの大学に学生として潜り込み、共産主義サークルの潜入任務を敢行する。

途中から、正体が割れかけたルーチェスの代わりに、シュノが潜入任務を引き継ぐことになる。

帝国内の共産主義サークルは、やがてルリシヤが潜入する、党首ヒイラ・ディートハット率いる『帝国の光』に集約される。

更に『帝国の光』は、秘密裏にシェルドニア王国の貴族を中心に、『白亜の塔』を再現した兵器、『光の灯台』の開発を進めていた。

これらの思惑を止めるべく、ルレイア達は策を巡らせ、動き出す。

その結果、無事に黒幕の排除に成功し、ヒイラ・ディートハットは死亡、『帝国の光』を始めとする、国内の共産主義団体も収束。

再び、ルティス帝国は平和を取り戻した。