「どうしたの?ルヴィア」
「…『青薔薇連合会』の地下通路に、侵入者有りとの情報が入りました」
へぇ。
思った以上に、私は冷静そのものだった。
「どの地下通路?」
「今のところは3箇所で確認されています。第2地下通路と第7地下通路、それから第9地下通路です」
「そう」
いずれも、末端の構成員でも知っている「一般的な」地下通路だ。
『青薔薇連合会』本部ビルにいる者なら、誰でも知っている。
「マジで!?誰か攻めてきたのか?」
アリューシャもびっくり。
誰か攻めてきたのかもね。
でも気になるのは攻めてきたことより、誰が、という点だ。
「侵入者は誰?」
私の予測が正しければ、侵入者は恐らく…。
「…それが…その…」
ルヴィアは口ごもり、視線を逸らした。
あぁ、やっぱりそうなんだ。その態度だけで分かったよ。
「…君の上司なんだね?」
黙っているルヴィアの代わりに、私は単刀直入に尋ねた。
「…ルルシーや…ルレイアやルーチェスなんだね?」
「…はい、そうです」
相変わらずの硬い表情で、ルヴィアが頷いた。
そう。やっぱり彼らが来たか。
彼らだってついこの間まで、この『青薔薇連合会』本部にいた。
当然、地下通路の存在も熟知している。
自分達の古巣にこっそり侵入することなんて、彼らにとっては訳無い。
「ルレイアが…!ルレイアが来たの?」
「マジかよ。あいつら、何しに来たんだ?」
何しに来たんだろうね。
想像はつくけど、あまり愉快なことではなさそうだ。
「現在、地下通路を6割ほど踏破しています。あと15分もあれば、本部地下に到着すると思われます」
「…」
「…如何致しますか」
ルヴィアは、私やアシュトーリアさんに指示を仰いだ。
…慎重に動くべき局面だろうね。
こちらから動くことは出来ないから、行動を起こすなら向こうからだろう、とは思っていた。
でも、いざそのときが来てみると…さすがに動揺するね。
まずは、情報を少しでも多く集めることから始めよう。
「ルレイア達は一人?他にも誰かいるの?」
「はい。『ブルーローズ・ユニオン』の幹部…セルテリシア・リバニーの側近らしき人物がいるようです」
エペル・アマンディと、ミミニア・シュロットのことかな。
彼らも一緒に来ている…ルレイア達と一緒に…。
今ルレイア達は、エペルら『ブルーローズ・ユニオン』の味方…の振りをしているのだから、一緒にいるのはおかしくない。
「それから…セルテリシア・リバニーらしき人物も確認されています」
とのこと。
「セルテリシア本人が…?」
「はい。ルーチェスさんと一緒に第9地下通路を使っているようです」
「…」
『ブルーローズ・ユニオン』の実権を握る側近二人に加え。
サナリ派のリーダーである、セルテリシア本人までもが来ているとは。
これは…やはりただ事ではないね。
「…『青薔薇連合会』の地下通路に、侵入者有りとの情報が入りました」
へぇ。
思った以上に、私は冷静そのものだった。
「どの地下通路?」
「今のところは3箇所で確認されています。第2地下通路と第7地下通路、それから第9地下通路です」
「そう」
いずれも、末端の構成員でも知っている「一般的な」地下通路だ。
『青薔薇連合会』本部ビルにいる者なら、誰でも知っている。
「マジで!?誰か攻めてきたのか?」
アリューシャもびっくり。
誰か攻めてきたのかもね。
でも気になるのは攻めてきたことより、誰が、という点だ。
「侵入者は誰?」
私の予測が正しければ、侵入者は恐らく…。
「…それが…その…」
ルヴィアは口ごもり、視線を逸らした。
あぁ、やっぱりそうなんだ。その態度だけで分かったよ。
「…君の上司なんだね?」
黙っているルヴィアの代わりに、私は単刀直入に尋ねた。
「…ルルシーや…ルレイアやルーチェスなんだね?」
「…はい、そうです」
相変わらずの硬い表情で、ルヴィアが頷いた。
そう。やっぱり彼らが来たか。
彼らだってついこの間まで、この『青薔薇連合会』本部にいた。
当然、地下通路の存在も熟知している。
自分達の古巣にこっそり侵入することなんて、彼らにとっては訳無い。
「ルレイアが…!ルレイアが来たの?」
「マジかよ。あいつら、何しに来たんだ?」
何しに来たんだろうね。
想像はつくけど、あまり愉快なことではなさそうだ。
「現在、地下通路を6割ほど踏破しています。あと15分もあれば、本部地下に到着すると思われます」
「…」
「…如何致しますか」
ルヴィアは、私やアシュトーリアさんに指示を仰いだ。
…慎重に動くべき局面だろうね。
こちらから動くことは出来ないから、行動を起こすなら向こうからだろう、とは思っていた。
でも、いざそのときが来てみると…さすがに動揺するね。
まずは、情報を少しでも多く集めることから始めよう。
「ルレイア達は一人?他にも誰かいるの?」
「はい。『ブルーローズ・ユニオン』の幹部…セルテリシア・リバニーの側近らしき人物がいるようです」
エペル・アマンディと、ミミニア・シュロットのことかな。
彼らも一緒に来ている…ルレイア達と一緒に…。
今ルレイア達は、エペルら『ブルーローズ・ユニオン』の味方…の振りをしているのだから、一緒にいるのはおかしくない。
「それから…セルテリシア・リバニーらしき人物も確認されています」
とのこと。
「セルテリシア本人が…?」
「はい。ルーチェスさんと一緒に第9地下通路を使っているようです」
「…」
『ブルーローズ・ユニオン』の実権を握る側近二人に加え。
サナリ派のリーダーである、セルテリシア本人までもが来ているとは。
これは…やはりただ事ではないね。


