The previous night of the world revolution7~P.D.~

…が、そんなセルテリシアの正統な評価は、古参幹部達の耳には入らない。

「頼もしい?胡散臭いの間違いではありませんか」

何だと?

「彼らは信用なりません。所詮この三人は、偉大なるサナリ・リバニー様の栄光を知らぬ、罰当たりなヴァルレンシー派の幹部でしょう」

その言葉、俺達だけではなく。

アイズもシュノさんもアリューシャも、ルリシヤにも当て嵌まりますね。

どうも。罰当たりな幹部です。

サナリ・リバニーの栄光を知らない?

当たり前だろ。そいつが活躍してた頃、俺生まれてないもん。

お前だって生まれてないだろうがよ。サナリの功績なんて、聞き伝えでしかない癖に。

よくもまぁ、こんなに鬼の首を取ったように偉そうな顔が出来るもんだ。

「『青薔薇連合会』と内通して、サナリ派の情報を流しているに決まっています」

惜しい。

あながち間違ってはいないけど、情報を流したりはしてませんよ。

間違いなく『ブルーローズ・ユニオン』の監視を受けているこの状況で、アイズ達に連絡するのは危険の極みですから。

「私達を騙しているのです。裏切った振りをして、『ブルーローズ・ユニオン』に潜り込んだのかもしれない」

それは大正解です。
 
え?あなた名探偵?

図星を突かれても、素知らぬ顔をしていなければならないので大変だ。

こんなとき、ルリシヤみたいに仮面が欲しくなりますね。

「今すぐ『ブルーローズ・ユニオン』から放逐するべきです。このような得体の知れぬ連中を、誉れ高き『ブルーローズ・ユニオン』に置いておくべきではありません」

誉れ高き…ねぇ。 

一体、何処からそんな自信が湧いてくるんだか…。

一周回って、お高く留まったルティス帝国貴族の連中と話が合うのでは?

あいつらも、大概頭固いしな。

余裕で釘が打てる固さ。

「そのようなことは…。三人共、頼り甲斐のある幹部です」

セルテリシアは、何とか俺達を庇おうと必死だった。

そう、もっと頑張ってくださいよ。

俺達をここに連れてきたのは、他でもないあなたじゃないですか。