The previous night of the world revolution7~P.D.~

文句あんのかって、そりゃあこの人達は文句があるんでしょうね。

さっきも言われたけど、「何で貴様らがこんなところにいるんだ」って。

無理もないですけどね。

これまで『青薔薇連合会』の幹部として活躍してましたけど、寝返ってここに来ました。宜しく。なんて。

古参の『ブルーローズ・ユニオン』の幹部達にしてみれば、胡散臭いことこの上ない。

俺達だって、『ブルーローズ・ユニオン』に信頼してもらえるように頑張ってますよ。

もう少し信じてくれても良いんじゃないですか?フリだけとはいえ、ルリシヤを撃ち殺して来てるんだから。

すると。

「何がルティス帝国の死神だ。帝国騎士の犬め」
 
あからさまに、俺に向かって喧嘩を吹っ掛けてくる奴がいた。

お?

「『お貴族様』がマフィアに何の用だ?帝国騎士団に帰れ」

と、吐き捨てるように言われた。

帰れと言われましても…俺、追い出されたんで…。

帰ろうにも帰れないだろう。まぁ「お貴族様」と呼ばれるのは仕方ないにしても。

それならルーチェスは何だ。「お皇太子様」だろうか?言いにくい。

すると、この無礼な発言を聞き。

俺より先に、ルルシーがプッツンした。

「お前、ルレイアによくも…!」

あら、ルルシーったら怒りんぼ。

気持ちは分かりますけど、ここで怒りをあらわにするのは得策ではありませんね。

「ルルシー、抑えてください」

「何だと?お前に『抑えろ』と言われる日が来るなんてな」

え?ちょっとそれ、どういう意味ですか?

俺はいつだって、控えめな良い子じゃないですか。

「俺に向かって何と言って侮辱しても良い。だが、ルレイアやルーチェスを侮辱するのは許さない」

ルルシーが怒気を滲ませて言うも、その幹部は。

「ふん。許さなければどうするんだ?貧民街上がりの分際で、この『ブルーローズ・ユニオン』で大きな顔を出来るとでも?」

「貴様…!」

これはムカつきますね。

ルルシーじゃなくてもムカつきますよ。

控えめで温厚な俺でも、思わず参戦してしまいたくなったが。

…そのとき。