The previous night of the world revolution7~P.D.~

「あぁ。来訪の目的ですか?」

「…はい…」

それを最初に言って欲しかったですね。俺としては。

いや、餃子パーティーも良いけども。

美味しかったし。

「そうだった。僕も忘れるところでしたよ」

ルーチェスさんまで。

俺が何も言わなかったら、このまま楽しく餃子パーティーをして、それでお開きになっているところだった。

それはそれで、平和的で悪くないのかもしれないが。

ルーチェスさんは多分、俺に何か用がかって来たんだろう?

その用事を果たさずに帰ったんじゃ、本末転倒というものだ。

…すると。

「ルヴィアさん、フューニャさん。僕達と一緒に、海水浴に行きません?」

「…え?」

唐突に、何の脈絡もなく。

おまけに、餃子とは何の関係もないことだった。

あまりに突然の誘いに、俺はしばし、箸を持ったまま固まってしまった。

「お互い、嫁の可愛い水着姿を拝みましょうよ。ね、ルヴィアさん」

「は…。はぁ…」

何だか下衆な同意を求められ、俺は首を傾げながら頷いたのだった。





…で、こんな経緯があって。

俺とフューニャは、後日、ルヴィアさんとセカイさんの四人で。

帝都にある、海水浴場に向かったのだった。