その後。
俺はルーチェスにも声をかけて、いつものカラオケルームに向かった。
「こんにちはー。ルレイアですよ、部屋は空いてますね?」
「ひっ…!は、はいただいま!」
ふふふ、ありがとうございます。
慌てふためいて部屋の用意をする店員を見て、ルルシーはとても申し訳なさそうだった。
「お前のせいで、この店舗のアルバイトが全員やめるんじゃないかって、俺は心配だよ」
え?ルルシー今何て?
「顔パスで部屋を用意してもらうなんて。さすがルレイア師匠…!」
ほら、ルーチェスは憧れの眼差しでこちらを見てるんで。
セーフですね。
「ご、ご用意が出来ました!こちらにどうぞっ…」
青ざめた顔の店員が、ぺこぺこ頭を下げながら戻ってきた。
「うむ、苦しゅうない、苦しゅうない。案内してください」
「か、畏まりました!」
「…悪魔のような客だよ、お前は…」
という、ルルシーの呟きは…。
やっぱり聞こえなかったことにした。
俺は気持ち良くカラオケを楽しみたいだけですよ。ねぇ?
店員の用意した部屋に入ると、早速。
「よーし。じゃあ景気付けにまず一発、『frontier』のデビュー曲でも…」
「おっ、良いですね。やっちゃってくださいルレイア師匠」
「お任せ下さい!」
早速マイクを持って、曲を入れようとしたところを。
「ちょっと待て、お前ら」
ルルシーに止められてしまった。
「あ、ルルシートップバッターやりたいです?それならどうぞ、遠慮なく」
やっぱりほら、カラオケ一発目って大切じゃないですか。
誰から歌うか、何を歌うかの選択で、その後のカラオケの雰囲気が決まるって言うか…。
しかし、ルルシーが言いたいのはそういうことではなかった。
「そうじゃない。呑気に歌ってる場合じゃないだろ」
「カラオケに来たのに、歌う以外に何をするんですか?」
勉強とか?
最近のカラオケルームって、歌う以外にも色んなこと出来るんですよね。
でも俺は、ここはカラオケなんだから、やっぱり歌うのが一番だと思いますけどね。
「折角三人で集まったんだ。尾行や監視の恐れもない。今のうちに話し合うべきことがあるだろ」
…とのこと。
あー、成程そういう話ですか。
『ブルーローズ・ユニオン』に用意された事実だと、カメラや盗聴器が仕掛けられている可能性がある。
従って、常に監視の目を気にしながら話をしなければならない。
が、外部の施設であるここなら、監視を警戒することなく話が出来る。
確かにそうなんですけど。話し合う必要があるっていうのも分かるんですけど…。
「…3曲くらい歌ってからにしません?」
ここはカラオケルームで、目の前にカラオケ機材があるのに、お預けとは。
カラオケ好きの俺には辛いんですが。
しかし。
「駄目だ。まず話をしてからだ」
ルルシーのけちんぼ。
俺はルーチェスにも声をかけて、いつものカラオケルームに向かった。
「こんにちはー。ルレイアですよ、部屋は空いてますね?」
「ひっ…!は、はいただいま!」
ふふふ、ありがとうございます。
慌てふためいて部屋の用意をする店員を見て、ルルシーはとても申し訳なさそうだった。
「お前のせいで、この店舗のアルバイトが全員やめるんじゃないかって、俺は心配だよ」
え?ルルシー今何て?
「顔パスで部屋を用意してもらうなんて。さすがルレイア師匠…!」
ほら、ルーチェスは憧れの眼差しでこちらを見てるんで。
セーフですね。
「ご、ご用意が出来ました!こちらにどうぞっ…」
青ざめた顔の店員が、ぺこぺこ頭を下げながら戻ってきた。
「うむ、苦しゅうない、苦しゅうない。案内してください」
「か、畏まりました!」
「…悪魔のような客だよ、お前は…」
という、ルルシーの呟きは…。
やっぱり聞こえなかったことにした。
俺は気持ち良くカラオケを楽しみたいだけですよ。ねぇ?
店員の用意した部屋に入ると、早速。
「よーし。じゃあ景気付けにまず一発、『frontier』のデビュー曲でも…」
「おっ、良いですね。やっちゃってくださいルレイア師匠」
「お任せ下さい!」
早速マイクを持って、曲を入れようとしたところを。
「ちょっと待て、お前ら」
ルルシーに止められてしまった。
「あ、ルルシートップバッターやりたいです?それならどうぞ、遠慮なく」
やっぱりほら、カラオケ一発目って大切じゃないですか。
誰から歌うか、何を歌うかの選択で、その後のカラオケの雰囲気が決まるって言うか…。
しかし、ルルシーが言いたいのはそういうことではなかった。
「そうじゃない。呑気に歌ってる場合じゃないだろ」
「カラオケに来たのに、歌う以外に何をするんですか?」
勉強とか?
最近のカラオケルームって、歌う以外にも色んなこと出来るんですよね。
でも俺は、ここはカラオケなんだから、やっぱり歌うのが一番だと思いますけどね。
「折角三人で集まったんだ。尾行や監視の恐れもない。今のうちに話し合うべきことがあるだろ」
…とのこと。
あー、成程そういう話ですか。
『ブルーローズ・ユニオン』に用意された事実だと、カメラや盗聴器が仕掛けられている可能性がある。
従って、常に監視の目を気にしながら話をしなければならない。
が、外部の施設であるここなら、監視を警戒することなく話が出来る。
確かにそうなんですけど。話し合う必要があるっていうのも分かるんですけど…。
「…3曲くらい歌ってからにしません?」
ここはカラオケルームで、目の前にカラオケ機材があるのに、お預けとは。
カラオケ好きの俺には辛いんですが。
しかし。
「駄目だ。まず話をしてからだ」
ルルシーのけちんぼ。


