…しかし。
「…裏切り者は必死だな」
「…あ?」
エペルは俺達を軽蔑した目で、馬鹿にしたように笑った。
「お前達を信用する?有り得ない。もといた組織を裏切ってここにいるお前達を、どうして簡単に信用出来る?今度は俺達を裏切らないとも知れないのに」
「…」
「笑った顔してすり寄ってきても無駄だ。俺はお前達を信用しない。信じて欲しければ、これからの行動で示すことだな」
…。
…こいつ…。
「…まぁ、俺はそれでも信用するつもりはないけどな」
そう言い捨てて、エペルは踵を返した。
…ふーん…。
「…」
「…」
「…」
「…ルレイア。無言で拳銃を向けようとするな」
おっと、失礼。つい衝動で。
ルルシーが止めてくれてなかったら、今頃エペルと銃撃戦を繰り広げていたところだ。
「あいつ…ザリガニの肝を口の中に押し込んでやろうか」
「落ち着け、ルレイア。ここで堪忍袋の緒を切ったら、本当に一生信用してもらえないぞ」
分かりましたよ。分かってますよ。
ルルシーがそう言うなら、頑張って我慢しましょう。
我慢するの苦手なんですよ、俺。
「それに…悔しいが、あいつの言い分も正しい」
「…」
俺がこんなに友好的に接しようと努力してるのに?
「俺達はもといた組織を…『青薔薇連合会』を裏切ってここにいるんだ。組織を裏切る奴らを、簡単に信用は出来ないだろ」
「セルテリシアが誘ってきたんじゃないですか。一大決心して『青薔薇連合会』を捨ててきてのに、新しい組織でも白い目で見られるなんて」
「それはそうなんだけど…」
そういや、俺が最初に『青薔薇連合会』に入ったときも。
元帝国騎士団の隊長だとして、散々白い目で見られたっけ。主にシュノさんに。
でも他の幹部の皆は、ここまで露骨に俺を毛嫌いしたりしなかったぞ。シュノさんを除いては。
アリューシャなんて、あっけらかんとしたものだったしなぁ。
「裏切られたら裏切られた方が悪いんだよ」って。
あのアリューシャの精神を見習って欲しい。
「分かってはいましたが、ガードが固いですね」
「まぁ、まだ入ったばかりだから…。あいつの言うように、これからの行動で示すしかないだろう」
それでも信用するつもりはない、とか言ってましたけどね。
エペルの信用を得るには、もっと時間をかけないと駄目だな。
…ならば…。
「仕方ありません。もう一人に声をかけてみましょうか」
「もう一人?」
「ミミニアとかいう女ですよ」
男ではなく女なら、もう少し与し易いのではないだろうか。
「…裏切り者は必死だな」
「…あ?」
エペルは俺達を軽蔑した目で、馬鹿にしたように笑った。
「お前達を信用する?有り得ない。もといた組織を裏切ってここにいるお前達を、どうして簡単に信用出来る?今度は俺達を裏切らないとも知れないのに」
「…」
「笑った顔してすり寄ってきても無駄だ。俺はお前達を信用しない。信じて欲しければ、これからの行動で示すことだな」
…。
…こいつ…。
「…まぁ、俺はそれでも信用するつもりはないけどな」
そう言い捨てて、エペルは踵を返した。
…ふーん…。
「…」
「…」
「…」
「…ルレイア。無言で拳銃を向けようとするな」
おっと、失礼。つい衝動で。
ルルシーが止めてくれてなかったら、今頃エペルと銃撃戦を繰り広げていたところだ。
「あいつ…ザリガニの肝を口の中に押し込んでやろうか」
「落ち着け、ルレイア。ここで堪忍袋の緒を切ったら、本当に一生信用してもらえないぞ」
分かりましたよ。分かってますよ。
ルルシーがそう言うなら、頑張って我慢しましょう。
我慢するの苦手なんですよ、俺。
「それに…悔しいが、あいつの言い分も正しい」
「…」
俺がこんなに友好的に接しようと努力してるのに?
「俺達はもといた組織を…『青薔薇連合会』を裏切ってここにいるんだ。組織を裏切る奴らを、簡単に信用は出来ないだろ」
「セルテリシアが誘ってきたんじゃないですか。一大決心して『青薔薇連合会』を捨ててきてのに、新しい組織でも白い目で見られるなんて」
「それはそうなんだけど…」
そういや、俺が最初に『青薔薇連合会』に入ったときも。
元帝国騎士団の隊長だとして、散々白い目で見られたっけ。主にシュノさんに。
でも他の幹部の皆は、ここまで露骨に俺を毛嫌いしたりしなかったぞ。シュノさんを除いては。
アリューシャなんて、あっけらかんとしたものだったしなぁ。
「裏切られたら裏切られた方が悪いんだよ」って。
あのアリューシャの精神を見習って欲しい。
「分かってはいましたが、ガードが固いですね」
「まぁ、まだ入ったばかりだから…。あいつの言うように、これからの行動で示すしかないだろう」
それでも信用するつもりはない、とか言ってましたけどね。
エペルの信用を得るには、もっと時間をかけないと駄目だな。
…ならば…。
「仕方ありません。もう一人に声をかけてみましょうか」
「もう一人?」
「ミミニアとかいう女ですよ」
男ではなく女なら、もう少し与し易いのではないだろうか。


