The previous night of the world revolution7~P.D.~

劇的だったろう?

いやぁ、皆素晴らしい俳優でしたよ。

皆で映画でも一本、作りますか?

多分アカデミー賞取れると思う。

「そうか…。…良かった。やっぱり本気で裏切るつもりじゃなかったんだな」

ホッと胸を撫で下ろしたらしいルルシーである。

ちょっとルルシー。本気で俺が裏切ったと思ったんですか?

失礼しちゃいますよ。

「合わせてくれてたから、てっきりルルシーも俺が演技していることを確信してるものだと思ってましたよ」

「そりゃ信じてたけどさ…。万が一本当に裏切ったのだとしても、それはそれで別に良いと思ってたから…」

「…」

…まぁ、そうですね。

薄情かもしれないけど、ルルシーと一緒にいられればそれで良いという、俺の中の基本原則に変わりはないし。

本当に『青薔薇連合会』が泥舟だと判断したら、『ブルーローズ・ユニオン』に寝返るのも悪くないですね。

しかし、今はまだその時ではない。

むしろ俺は、『ブルーローズ・ユニオン』こそが泥舟であると判断した。

従って、この泥舟の船体に穴を開け、豪快に沈没させる為にここに来た。

危険な任務である。

おまけに、『青薔薇連合会』を裏切った体で抜け出してきたせいで、『青薔薇連合会』の…アイズ達のバックアップも期待出来ない。

ここにいる俺とルルシーと、ルーチェスの三人で対処するしかない。

同じくアイズ達も、アリューシャとシュノさん、ルリシヤの四人だけで対処する必要に迫られているはずだ。

ルリシヤを『青薔薇連合会』側に残したのは、その為だ。

彼ならきっと、アイズを支えてくれるだろうと思ったから。

防弾ベストを着ていたとはいえ、相当痛かっただろうな。申し訳ない。

ルリシヤの功に報いる為にも、俺達がヘマをする訳にはいかないな。