The previous night of the world revolution7~P.D.~

しかし、ルルシーもルリシヤもルーチェスも、ちゃんと分かってくれた。

俺が演技していることを一瞬で見抜き、合わせてくれた。

ルーチェスは迷っただろうな。自分も『ブルーローズ・ユニオン』に来るべきか、それとも『青薔薇連合会』に残るべきか。

が、恐らく俺とルルシーの二人だけを『ブルーローズ・ユニオン』に送り込むには、少々手が足りないと判断したのだろう。

ルーチェスも俺達について、裏切りの汚名を被ってまで『ブルーローズ・ユニオン』に来てくれた。

そしてルーチェス以上に英断だったのが、ルリシヤである。

ルリシヤは上手かったですよ。俺が演技していることをすぐさま見抜き、俺の猿芝居に付き合ってくれた。

ルリシヤが用心の為に、防弾ベストを着込んでいることは分かっていた。

だから、わざと拳銃を使ってルリシヤを撃ったのだ。

するとルリシヤは、素晴らしい役者ぶりで俺に合わせてくれた。

咄嗟にその場に倒れ、懐に忍ばせていたらしい血糊の袋を破った。

…ちゃんとよく見て、ついでに血糊の匂いを嗅いだら。

その血糊が、実はトマトケチャップであることを見抜けたのかもしれないが。

セルテリシアの頭は、そこまで賢くなかった。

それより早くその場を離れたかったのだろう。ルリシヤの遺体(笑)を調べることもなく、すぐに退散した。

今頃ルリシヤは、トマトケチャップまみれで起き上がり。

『青薔薇連合会』本部に戻って、俺の代わりに、アイズ達に事の次第を説明してくれているだろう。

以上が、俺達三人の裏切り劇の正体である。