その後、エペルとミミニアに睨まれながらも。
俺達三人は、『ブルーローズ・ユニオン』本部の一室を充てがわれた。
俺とルルシーは二人一部屋、ルーチェスだけは別室である。
「よし、じゃあ入りますかー」
「…本当にルレイアと同室なのか。気が重いな…」
ちょっとルルシー。今何て?
よし、それも聞かなかったことにしよう。
「ルレイア師匠と同室、そんなに嫌ですか?でしたら、僕のところに来ます?『歓迎』しますよ…?」
と、誘いをかけるルーチェス。
「いや、遠慮する」
ルルシー、即答。
真っ先に俺を選んでくれるのは嬉しいけど、もうちょっと考えてあげても良かったのでは?
「お前とルレイアだったら、まだルレイアの方がマシだ」
どういう判断基準ですか、それは。
そんな消去法みたいな理由で俺を選んだんですか?
全くもって不本意ですが、まぁ我慢してあげましょう。
俺の心は広いですからね。
気を取り直して、セルテリシアが用意した部屋に入ってみる。
「ふーん…」
結構広い。それに、調度品も悪くないようだ。
ただ一つ、問題があるとしたら…。
「…ねぇルルシー、この部屋」
「あ?」
「何か仕掛けられてると思います?カメラとか盗聴器とか」
「…その可能性は充分あるな」
ですよね。
セルテリシアはともかく、あのエペルとミミニアとかいう側近二人。
あいつらが指示して、部屋の中に何か仕掛けてる可能性は高いな。
あの二人が俺のことを信じていないのは、言うまでもなく明らかだったし…。
やれやれ。俺がこんなにも忠誠心を示しているというのに、失礼な話だ。
「ルリシヤがいれば、仮面の勘で見破ってくれたんでしょうけどね」
「…」
あれ。ルルシーが無言。
盗聴を気にして喋れない、とか?
それは俺も気になりますけど…。
俺はぐいっとルルシーに近づいて、盗聴器でも拾えないような小声で言った。
「こうしてひそひそ喋れば、聞こえないと思いますよ」
それこそ、ルリシヤが使っている超高性能盗聴器でもない限りは、な。
すると、ルルシーは。
「…なぁ、ルレイア。一応聞いておくんだが」
「はい?」
「…今こうして『ブルーローズ・ユニオン』に寝返ってるのは、演技なんだよな?」
え。ちょっとルルシー、なんてことを聞いてるんですか。
『ブルーローズ・ユニオン』に寝返ったのが演技?
俺が先程見せた、セルテリシアへの忠誠心が偽物だと?
全くルルシーは…なんてことを言うんですか。
「…当たり前じゃないですか」
この俺が、本気で『青薔薇連合会』を裏切ると思ったのか?
それは心外というものですよ。
俺達三人は、『ブルーローズ・ユニオン』本部の一室を充てがわれた。
俺とルルシーは二人一部屋、ルーチェスだけは別室である。
「よし、じゃあ入りますかー」
「…本当にルレイアと同室なのか。気が重いな…」
ちょっとルルシー。今何て?
よし、それも聞かなかったことにしよう。
「ルレイア師匠と同室、そんなに嫌ですか?でしたら、僕のところに来ます?『歓迎』しますよ…?」
と、誘いをかけるルーチェス。
「いや、遠慮する」
ルルシー、即答。
真っ先に俺を選んでくれるのは嬉しいけど、もうちょっと考えてあげても良かったのでは?
「お前とルレイアだったら、まだルレイアの方がマシだ」
どういう判断基準ですか、それは。
そんな消去法みたいな理由で俺を選んだんですか?
全くもって不本意ですが、まぁ我慢してあげましょう。
俺の心は広いですからね。
気を取り直して、セルテリシアが用意した部屋に入ってみる。
「ふーん…」
結構広い。それに、調度品も悪くないようだ。
ただ一つ、問題があるとしたら…。
「…ねぇルルシー、この部屋」
「あ?」
「何か仕掛けられてると思います?カメラとか盗聴器とか」
「…その可能性は充分あるな」
ですよね。
セルテリシアはともかく、あのエペルとミミニアとかいう側近二人。
あいつらが指示して、部屋の中に何か仕掛けてる可能性は高いな。
あの二人が俺のことを信じていないのは、言うまでもなく明らかだったし…。
やれやれ。俺がこんなにも忠誠心を示しているというのに、失礼な話だ。
「ルリシヤがいれば、仮面の勘で見破ってくれたんでしょうけどね」
「…」
あれ。ルルシーが無言。
盗聴を気にして喋れない、とか?
それは俺も気になりますけど…。
俺はぐいっとルルシーに近づいて、盗聴器でも拾えないような小声で言った。
「こうしてひそひそ喋れば、聞こえないと思いますよ」
それこそ、ルリシヤが使っている超高性能盗聴器でもない限りは、な。
すると、ルルシーは。
「…なぁ、ルレイア。一応聞いておくんだが」
「はい?」
「…今こうして『ブルーローズ・ユニオン』に寝返ってるのは、演技なんだよな?」
え。ちょっとルルシー、なんてことを聞いてるんですか。
『ブルーローズ・ユニオン』に寝返ったのが演技?
俺が先程見せた、セルテリシアへの忠誠心が偽物だと?
全くルルシーは…なんてことを言うんですか。
「…当たり前じゃないですか」
この俺が、本気で『青薔薇連合会』を裏切ると思ったのか?
それは心外というものですよ。


