仕方ない。
ここは新参者として、腰を低くして穏便に…。
「…必死じゃないですか。セルテリシアさんの腰巾着共が」
…穏便に、挑発するとしよう。
鼻で笑ってみせた俺に、エペルとミミニアはじろりとこちらを睨んだ。
お、何だやる気になったか?
「要するに怖いんでしょう?俺達が『ブルーローズ・ユニオン』の幹部になってしまったら、あなた方は立つ瀬がなくなりますもんね」
「何だと…?」
「セルテリシアさんの一番の腹心の座も、俺が奪ってしまうかもしれませんもんね。そりゃあ反対するに決まってますよね」
小馬鹿にしてそう言ったときの、エペルとミミニアの顔と言ったら。
そのままお面にして、般若の面として売ろう。
「何だと、貴様…!言わせておけば…!」
ブチギレたミミニアが、拳銃を提げたホルスターに手を伸ばした。
お?やるか?
「良いですよ、何ならここで雌雄を決しましょうか。セルテリシアさんの側近に相応しいのはどちらか、分からせてあげましょう」
「望むところだ!」
と、ミミニアも超乗り気だったのに。
「やめてください!」
セルテリシアが、俺とミミニアの間に割って入った。
おっと。邪魔が入ったな。
「喧嘩をするのはやめてください。ここにいる者は全員、『ブルーローズ・ユニオン』の仲間なのですから。互いに傷つけ合うのはやめてください」
だって、お宅の側近が先に突っかかってきたんだから。
売られた喧嘩を買っただけですよ、俺は。
「エペル、ミミニア…。あなた達に相談なく勝手に決めてしまったことは、悪かったと思っています」
腰の低いリーダーである。
「でも、今は彼らを信じてください。私も信じますから。彼らが味方になってくれたらこの上なく頼もしいと、あなた達も分かっているでしょう…?」
「…それは…。…はい」
渋々といった様子で、側近二人が頷いた。
「…分かりました。セルテリシア様がそこまで仰るなら…今は退きましょう」
上から目線だなお前。
何様だ?
「ただし、こいつらが何か怪しい動きをしたら、そのときは容赦しません。それで良いですね?」
本当に上から目線。リーダーに向かって。
自分の立場ってものが分かってないようだな。
「えぇ、そうしましょう。…あなた方も、それで良いですよね?」
セルテリシアが、俺達をちらりと見て言った。
嫌です、とは言えない雰囲気。
「分かりましたよ。…精々言動には気をつけることにします」
『青薔薇連合会』を裏切って、その上『ブルーローズ・ユニオン』でも居場所がなくなってしまったら。
それこそ帝国自警団くらいしか、他に行く先がないからな。
大人しくしておいてあげますよ。俺はもとから大人しい大人ですけどね。
ここは新参者として、腰を低くして穏便に…。
「…必死じゃないですか。セルテリシアさんの腰巾着共が」
…穏便に、挑発するとしよう。
鼻で笑ってみせた俺に、エペルとミミニアはじろりとこちらを睨んだ。
お、何だやる気になったか?
「要するに怖いんでしょう?俺達が『ブルーローズ・ユニオン』の幹部になってしまったら、あなた方は立つ瀬がなくなりますもんね」
「何だと…?」
「セルテリシアさんの一番の腹心の座も、俺が奪ってしまうかもしれませんもんね。そりゃあ反対するに決まってますよね」
小馬鹿にしてそう言ったときの、エペルとミミニアの顔と言ったら。
そのままお面にして、般若の面として売ろう。
「何だと、貴様…!言わせておけば…!」
ブチギレたミミニアが、拳銃を提げたホルスターに手を伸ばした。
お?やるか?
「良いですよ、何ならここで雌雄を決しましょうか。セルテリシアさんの側近に相応しいのはどちらか、分からせてあげましょう」
「望むところだ!」
と、ミミニアも超乗り気だったのに。
「やめてください!」
セルテリシアが、俺とミミニアの間に割って入った。
おっと。邪魔が入ったな。
「喧嘩をするのはやめてください。ここにいる者は全員、『ブルーローズ・ユニオン』の仲間なのですから。互いに傷つけ合うのはやめてください」
だって、お宅の側近が先に突っかかってきたんだから。
売られた喧嘩を買っただけですよ、俺は。
「エペル、ミミニア…。あなた達に相談なく勝手に決めてしまったことは、悪かったと思っています」
腰の低いリーダーである。
「でも、今は彼らを信じてください。私も信じますから。彼らが味方になってくれたらこの上なく頼もしいと、あなた達も分かっているでしょう…?」
「…それは…。…はい」
渋々といった様子で、側近二人が頷いた。
「…分かりました。セルテリシア様がそこまで仰るなら…今は退きましょう」
上から目線だなお前。
何様だ?
「ただし、こいつらが何か怪しい動きをしたら、そのときは容赦しません。それで良いですね?」
本当に上から目線。リーダーに向かって。
自分の立場ってものが分かってないようだな。
「えぇ、そうしましょう。…あなた方も、それで良いですよね?」
セルテリシアが、俺達をちらりと見て言った。
嫌です、とは言えない雰囲気。
「分かりましたよ。…精々言動には気をつけることにします」
『青薔薇連合会』を裏切って、その上『ブルーローズ・ユニオン』でも居場所がなくなってしまったら。
それこそ帝国自警団くらいしか、他に行く先がないからな。
大人しくしておいてあげますよ。俺はもとから大人しい大人ですけどね。


