奴らは、セルテリシアに連れられてやって来た俺達三人を、じろっと睨むように見た。
いやはや、「熱烈」な歓迎ですね。
思わず嬉しくなってきますよ。
モテる男は辛い。
「彼らは今日、今からを以て『ブルーローズ・ユニオン』の幹部に就任することになりました」
セルテリシアは緊張の面持ちで、二人の側近に向かって言った。
どっちが上司なんだか。
「なっ…!何故そのような勝手なことを…!」
セルテリシアが『ブルーローズ・ユニオン』のリーダーなんだから、セルテリシアが何をしようとそりゃ自由だろう。
それとも何か。セルテリシアは何をするにも、側近にお伺いを立てなければならないと?
「彼らはとても大きな戦力になります。敵対するよりは、味方にしてしまった方が良い。そうでしょう?」
「それはそうかもしれませんが…」
「だから、彼らに交渉を持ち掛けたのです。『ブルーローズ・ユニオン』での立場を保証するから、私達に寝返って欲しいと。それで快諾してもらったのです」
快諾だったとは言わないが。
まぁ、一応OKということで引き受けさせてもらった。
「っ、そのようなことを突然…。我々に一言の相談もなく…!」
「…相談したら、駄目だと言われると思ったので」
「当然です!」
当然なのかよ。
まだ来たばっかりなのに、随分辛辣じゃないか。
「新『青薔薇連合会』派の幹部など…!我々の敵ではありませんか!」
「でも、今は味方です。彼らは『青薔薇連合会』を裏切って、『ブルーローズ・ユニオン』に協力すると誓ってくれました」
「危険です、セルテリシア様…!何を考えているか知れたものではない。忠誠を誓っている振りをして、セルテリシア様のお命を狙っているかもしれないのですよ!」
全く人聞きの悪い連中じゃないか。
そういうことを、本人の前で言います?普通。
せめてもうちょっとオブラートに包んで欲しかったですね。
「いいえ、彼らはその場で、仲間であったもう一人の幹部を手にかけたのです」
ルリシヤのことだな。
「彼らの忠誠心は本物です。私はそう信じています…」
「セルテリシア様…!」
…。
「…いいえ、もし忠誠心が偽物だったとしても構いません」
…お?
「私のこれからの働きで、彼らが私のことを仕えるべき主人であると判断してもらうんです。それなら問題ないはずです」
…なかなか殊勝な心掛けだ。
嫌いじゃないですよ。そういう、身の程を弁えた意見は。
しかし。
「いいえ、いいえ、駄目です!このようなことは許されません!セルテリシア様、お考え直しください!」
「そうです!このような信頼出来ない者を、本部の中に入れるなど…!あまりにも危険です!」
セルテリシアの側近二人は、どうしても受け入れられないらしい。
本人達を前にして、全く言いたい放題じゃないか。
まぁ…警戒するのも無理はないが。
だからって、こんなに疑われたら俺だって気分が悪い。
折角一大決心をして、ここまでやって来たというのに。
いやはや、「熱烈」な歓迎ですね。
思わず嬉しくなってきますよ。
モテる男は辛い。
「彼らは今日、今からを以て『ブルーローズ・ユニオン』の幹部に就任することになりました」
セルテリシアは緊張の面持ちで、二人の側近に向かって言った。
どっちが上司なんだか。
「なっ…!何故そのような勝手なことを…!」
セルテリシアが『ブルーローズ・ユニオン』のリーダーなんだから、セルテリシアが何をしようとそりゃ自由だろう。
それとも何か。セルテリシアは何をするにも、側近にお伺いを立てなければならないと?
「彼らはとても大きな戦力になります。敵対するよりは、味方にしてしまった方が良い。そうでしょう?」
「それはそうかもしれませんが…」
「だから、彼らに交渉を持ち掛けたのです。『ブルーローズ・ユニオン』での立場を保証するから、私達に寝返って欲しいと。それで快諾してもらったのです」
快諾だったとは言わないが。
まぁ、一応OKということで引き受けさせてもらった。
「っ、そのようなことを突然…。我々に一言の相談もなく…!」
「…相談したら、駄目だと言われると思ったので」
「当然です!」
当然なのかよ。
まだ来たばっかりなのに、随分辛辣じゃないか。
「新『青薔薇連合会』派の幹部など…!我々の敵ではありませんか!」
「でも、今は味方です。彼らは『青薔薇連合会』を裏切って、『ブルーローズ・ユニオン』に協力すると誓ってくれました」
「危険です、セルテリシア様…!何を考えているか知れたものではない。忠誠を誓っている振りをして、セルテリシア様のお命を狙っているかもしれないのですよ!」
全く人聞きの悪い連中じゃないか。
そういうことを、本人の前で言います?普通。
せめてもうちょっとオブラートに包んで欲しかったですね。
「いいえ、彼らはその場で、仲間であったもう一人の幹部を手にかけたのです」
ルリシヤのことだな。
「彼らの忠誠心は本物です。私はそう信じています…」
「セルテリシア様…!」
…。
「…いいえ、もし忠誠心が偽物だったとしても構いません」
…お?
「私のこれからの働きで、彼らが私のことを仕えるべき主人であると判断してもらうんです。それなら問題ないはずです」
…なかなか殊勝な心掛けだ。
嫌いじゃないですよ。そういう、身の程を弁えた意見は。
しかし。
「いいえ、いいえ、駄目です!このようなことは許されません!セルテリシア様、お考え直しください!」
「そうです!このような信頼出来ない者を、本部の中に入れるなど…!あまりにも危険です!」
セルテリシアの側近二人は、どうしても受け入れられないらしい。
本人達を前にして、全く言いたい放題じゃないか。
まぁ…警戒するのも無理はないが。
だからって、こんなに疑われたら俺だって気分が悪い。
折角一大決心をして、ここまでやって来たというのに。


