The previous night of the world revolution7~P.D.~

―――――…一方、その頃。

『青薔薇連合会』を裏切った俺とルルシー、ルーチェスの三名は。

あのままセルテリシアと共に、『ブルーローズ・ユニオン』の本部に連れて行かれた。

「ふーん…。噂には聞いてましたけど、結構立派な建物ですね」

『ブルーローズ・ユニオン』本部ビルは、『青薔薇連合会』本部に負けず劣らずの規模であった。

それとも、『青薔薇連合会』に対抗してわざと、建物だけは立派なものを取り繕ってるのかも。

「あぁ。さすが『青薔薇連合会』最大の系列組織だな」

ルルシーも感嘆していた。

もう少し贅沢を言えば、これが『青薔薇連合会』本部のように、帝都の一等地にあれば完璧だったな。

『ブルーローズ・ユニオン』の本部は、帝都一等地から少し離れた郊外にある。

まぁ、それはさすがに我儘が過ぎるか…。

それに、本部の場所なんて特にどうでも良いですよね。

「あなた方に部屋を用意します。こちらにどうぞ」

と、セルテリシアが俺達に振り向いて言った。

それはどうも。 

「助かりますよ。裏切っちゃった以上、もとの家には帰れませんし」

如何せん、三人共『青薔薇連合会』の息がかかったマンションに住んでいたもので。

転職したんだから、もとの会社の社宅には住めない。当たり前ですけど。

新しい社宅が決まるまで、当面の間はここに住むとしよう。

何処でも良いですよ、俺は。

ルルシーが一緒にいるなら、押し入れの中だって石の上だって、素敵なマイホームです。

「あ、俺とルルシーは同じ部屋にしてくださいね」

「はい、分かりました」

「…ルレイアと同室か…。気が進まないな…」

ちょっとルルシー?今のは聞かなかったことにしておきますよ。

建物の中に入ると、セルテリシアの部下達がすぐさま集まってきて。

そして、一緒についてきた俺達を見て、怪訝そうな顔をした。

「セルテリシア様…?この者達は…」

「『青薔薇連合会』の幹部…?」

おっと。その呼称はもう古いですよ。

今は、『ブルーローズ・ユニオン』の幹部だ。

「この者達は『ブルーローズ・ユニオン』の一員です。皆失礼のないようにお願いします」

セルテリシアは部下達にそう言った。

それは有り難い。

面倒な軋轢に悩まされるのは御免だからな。

「で、ですがセルテリシア様…」

「彼らに部屋を用意してあげてください。二部屋で結構ですから」

「は、はい…」

不思議そうにしながらも、セルテリシアの部下は頷いた。

よく分かんねぇけど、セルテリシアがそう言うなら…といったところか。

すると。

「…セルテリシア様!これはどういうことです?」

「何故ここに、『青薔薇連合会』の幹部が…!?」

真打ち登場、と言うべきか。

セルテリシアの側近、エペルとミミニアが駆けつけてきた。