だって、ルリシヤはルレイアに撃たれたんでしょう?
あのルレイアだよ?
鎌を一振りして切り裂かれた…訳じゃないとはいえ。
あのルレイアが、目の前にいたルリシヤを拳銃で撃って、外すとでも?
ルレイアが撃ち損じるなんて、それは有り得ない。
万が一撃ち損じたとしても、外したならもう一発撃てば良いだけだ。
それなのに、何故そうしなかった?
何故ルリシヤは無事なんだ?
納得出来る答えは、一つだけ…。
「あぁ。それは俺が防弾チョッキを着ていたからだ」
と、ルリシヤが答えた。
「そうだと思ったよ」
「とはいえ、めちゃくちゃ痛かったぞ。青痣が出来てる」
ルレイアに撃たれて青痣で済んでるなら、それは僥倖だよ。
「防弾チョッキって…。でも…ルリシヤの服についてるその血は…?」
と、首を傾げるシュノ。
ルリシヤの着ているシャツに、赤い血が滲んでいた。
しかし。
「これはトマトケチャップだ」
あ、そうなんだ…。
「いざというときの為に忍ばせておいたんだ。撃たれた瞬間にトマトケチャップの袋を破いて、血が溢れたように見せた」
「マジかよ!ルリ公つえぇ!!」
本当だよ。
曲芸師みたいな芸当だね。
「そ、そうだったのね…!それで、ルレイアはそのトマトケチャップを血だと勘違いして…」
「ルレ公が意外と間抜けで助かったな」
シュノとアリューシャはそう言うけれど。
私は、違う仮説を立てている。
そうじゃないよね、きっと。
ルレイアは…そんなに間抜けじゃないよ。
「…ねぇ、ルリシヤ。一つ聞いて良いかな?」
「何だ、アイズ先輩」
これは私の希望的観測なのかもしれない。
ただそうであって欲しいと願っているだけなのかもしれない。
自分に都合の良いように、そう思い込みたいだけなのかもしれない。
だけど私は、どうしても…。
…信じたいのだ。
「君とルレイア達の『猿芝居』で、セルテリシアは騙せたかな?」
私がそう尋ねると。
ルリシヤは、仮面越しでも分かる笑みを浮かべた。
「…無論だ」
…そっか。
…それは…良かった。
「…猿芝居?猿芝居って?」
「どういうことだよ、アイ公?」
シュノとアリューシャは、私の質問の意味が分からなかったようで、首を傾げていた。
「安心して良いんだよ、二人共」
「何を?」
さっきまでの心配、全部返して欲しいね。
いや…一瞬でも疑った私が悪いのかな。
「ルレイア達は裏切ってなんかいない。彼らは今も…私達の味方だってことだよ」
あのルレイアだよ?
鎌を一振りして切り裂かれた…訳じゃないとはいえ。
あのルレイアが、目の前にいたルリシヤを拳銃で撃って、外すとでも?
ルレイアが撃ち損じるなんて、それは有り得ない。
万が一撃ち損じたとしても、外したならもう一発撃てば良いだけだ。
それなのに、何故そうしなかった?
何故ルリシヤは無事なんだ?
納得出来る答えは、一つだけ…。
「あぁ。それは俺が防弾チョッキを着ていたからだ」
と、ルリシヤが答えた。
「そうだと思ったよ」
「とはいえ、めちゃくちゃ痛かったぞ。青痣が出来てる」
ルレイアに撃たれて青痣で済んでるなら、それは僥倖だよ。
「防弾チョッキって…。でも…ルリシヤの服についてるその血は…?」
と、首を傾げるシュノ。
ルリシヤの着ているシャツに、赤い血が滲んでいた。
しかし。
「これはトマトケチャップだ」
あ、そうなんだ…。
「いざというときの為に忍ばせておいたんだ。撃たれた瞬間にトマトケチャップの袋を破いて、血が溢れたように見せた」
「マジかよ!ルリ公つえぇ!!」
本当だよ。
曲芸師みたいな芸当だね。
「そ、そうだったのね…!それで、ルレイアはそのトマトケチャップを血だと勘違いして…」
「ルレ公が意外と間抜けで助かったな」
シュノとアリューシャはそう言うけれど。
私は、違う仮説を立てている。
そうじゃないよね、きっと。
ルレイアは…そんなに間抜けじゃないよ。
「…ねぇ、ルリシヤ。一つ聞いて良いかな?」
「何だ、アイズ先輩」
これは私の希望的観測なのかもしれない。
ただそうであって欲しいと願っているだけなのかもしれない。
自分に都合の良いように、そう思い込みたいだけなのかもしれない。
だけど私は、どうしても…。
…信じたいのだ。
「君とルレイア達の『猿芝居』で、セルテリシアは騙せたかな?」
私がそう尋ねると。
ルリシヤは、仮面越しでも分かる笑みを浮かべた。
「…無論だ」
…そっか。
…それは…良かった。
「…猿芝居?猿芝居って?」
「どういうことだよ、アイ公?」
シュノとアリューシャは、私の質問の意味が分からなかったようで、首を傾げていた。
「安心して良いんだよ、二人共」
「何を?」
さっきまでの心配、全部返して欲しいね。
いや…一瞬でも疑った私が悪いのかな。
「ルレイア達は裏切ってなんかいない。彼らは今も…私達の味方だってことだよ」


