The previous night of the world revolution7~P.D.~

…それよりも、気になるのは。

「…ルリシヤはどうしてる?」

ルレイア達の処遇は、後で考えよう。

それよりも、この場にいないもう一人こ幹部のことが気になった。

ルレイア達と一緒にいたんじゃないのか。彼は。

「…それは…」

ルヴィアは、聞かれたくないことを聞かれてしまったかのように顔を曇らせた。

…これは良くないね。

「ルリ公も一緒に寝返ったのか?」

「…いえ、ルリシヤさんは…サナリ派に寝返ってはいません」

へぇ。

ルリシヤだけは残してくれたんだ。それは…私達への慈悲かな?

しかし、現実はもっと非情だった。

「ただ…ルリシヤさんは、その場でルレイアさんに撃たれて…」

「…!」

「今病院で手当てをしているところです。今のところ容態は不明で…」

…そう。

無理もないかもしれないね。

四人のうち、ルリシヤだけが裏切らないという選択をした。

するとルリシヤは、その場にいる三人と敵対する身になった訳だ。

慈悲をかけて逃したら、後になってまた相対することになる。

彼らにとって、ルリシヤは強力な戦力だ。仕留められるうちに仕留めたかったのだろう。

それで、不意討ちとばかりにルリシヤを…。

「…そんな…ルリシヤまで…」

シュノは涙を滲ませて、呆然と呟いた。

「仲間だったはずなのに…。仲良しだったのに…。どうしてルレイアがルリシヤを…」

「…シュノ…」

気持ちは分かるよ。

でも…ルレイアにとっては、それはそれ、これはこれなんだろう。

彼にとって一番大切なのはルルシーであって。

それ以外は、所詮それ以外でしかないのだから。

「…ルレイア、君は…」

私は無意識に、ここにいないルレイアに向けて問い掛けようとしていた。

…しかし、そのとき。

私の執務室に、件の人物が姿を現した。

「おぉ、先輩方。ここにいたか」

「…ほぇ?」

やって来たのは、先程容態が不明だと言われたばかりのルリシヤであった。