The previous night of the world revolution7~P.D.~

『青薔薇連合会』の祖と言っても過言ではない…かもしれない。

そんな凄い人物だが、しかし彼は、それらの偉業を成し遂げた後。

自分の役目は終わったとホッと一息ついて、身体の力が抜けたのだろうか?

組織改革が成功するなり、病気を拗らせてあっさりぽっくり亡くなったそうな。

サナリ・リバニーは間違いなく、名君と呼べる器だった。

しかし、彼はたった一つ、大きな失敗をした。

『青薔薇連合会』の歴史に名を残す素晴らしい名君が犯した、唯一の失敗。

それは、自分の後継者となるべき人物を指名していなかったことだ。

これが後に…今日に至るまで、『青薔薇連合会』内で争いの火種になっている。

…まぁ、彼自身あまりにぽっくり亡くなったからな。

本当は後継者を育てるつもりだったのだが、その暇もなかったのかもしれない。

そうだとしても…暫定的だとしても、後継者は指名しておくべきだった。

サナリ・リバニーが亡くなった後、『青薔薇連合会』はしばし、修羅場状態だったそうだ。

我こそがサナリ・リバニーの後継者であると、何人もの『青薔薇連合会』の有力者が集まって話し合った。

しかし、跡目争いというのはいつだって、血生臭く泥臭いものだ。

シェルドニア王国の王位継承争いを見てみると良い。

『白亜の塔』なんてものを生み出して、反対する国民を黙らせる必要に追い込まれるくらい、「白熱」した争いを繰り広げていただろう?

あれと似たりよったりだ。

元よりならず者の集まりで、座って仲良く話し合い、なんて柄でもない。

話し合いはあっという間に決裂して、すぐに血で血を洗う大きな争いに発展したそうだ。

あぁ、俺はそんな時代に生まれなくて良かった。