「『青薔薇連合会』をやめるか?」
「やっ…。やめる訳ないだろ?」
ルリシヤの突っ込んだ質問に、ルルシーはぎょっとしてそう答えた。
俺も同感だ。
多分、アシュトーリアさんが『青薔薇連合会』の首領を降りることになっても、幹部組や準幹部組はそのまま在籍し続けるだろう。
だが、『青薔薇連合会』の末端構成員達はどうかな。
彼らが望むのは「アシュトーリア・ヴァルレンシーが統治する『青薔薇連合会』」であり。
その他の誰かが首領になるなら、『青薔薇連合会』に在籍し続ける意味がない…と、言い出す者もいるだろう。
組織の頭が代わるというのは、そういうことだ。
「俺もやめませんよ。こういうことは言いたくないですが…アシュトーリアさんがいなくても…『青薔薇連合会』の屋台骨が折れることはありませんから」
「俺もそう思う。アイズ先輩がいる限り、多少揺れ動いたとしても…『青薔薇連合会』は正常に機能するだろう」
これでもし、次期首領がアイズじゃなかったら。
他の誰かだったら、俺もこれほどきっぱりと「『青薔薇連合会』を抜けるつもりはない」とは言えなかっただろう。
「組織に必要なのは、組織を正しく導ける指導者だ。それは決してアシュトーリア・ヴァルレンシーではない。誰が頭目であっても、正しく『青薔薇連合会』を導けるのなら誰でも構わない」
…ルリシヤが言うと、説得力が違いますね。
かつて『セント・ニュクス』という一つの組織を率いてきた者が。
だが、俺も同じ意見だ。
俺にとって居心地の良い場所であるなら、必ずしも首領がアシュトーリアさんである必要はない。
勿論、アシュトーリアさんの統治する『青薔薇連合会』が一番だ…とは思うけど。
もし彼女がいなくなったとしても、それで『青薔薇連合会』を抜けようとまでは思わない。
「やっ…。やめる訳ないだろ?」
ルリシヤの突っ込んだ質問に、ルルシーはぎょっとしてそう答えた。
俺も同感だ。
多分、アシュトーリアさんが『青薔薇連合会』の首領を降りることになっても、幹部組や準幹部組はそのまま在籍し続けるだろう。
だが、『青薔薇連合会』の末端構成員達はどうかな。
彼らが望むのは「アシュトーリア・ヴァルレンシーが統治する『青薔薇連合会』」であり。
その他の誰かが首領になるなら、『青薔薇連合会』に在籍し続ける意味がない…と、言い出す者もいるだろう。
組織の頭が代わるというのは、そういうことだ。
「俺もやめませんよ。こういうことは言いたくないですが…アシュトーリアさんがいなくても…『青薔薇連合会』の屋台骨が折れることはありませんから」
「俺もそう思う。アイズ先輩がいる限り、多少揺れ動いたとしても…『青薔薇連合会』は正常に機能するだろう」
これでもし、次期首領がアイズじゃなかったら。
他の誰かだったら、俺もこれほどきっぱりと「『青薔薇連合会』を抜けるつもりはない」とは言えなかっただろう。
「組織に必要なのは、組織を正しく導ける指導者だ。それは決してアシュトーリア・ヴァルレンシーではない。誰が頭目であっても、正しく『青薔薇連合会』を導けるのなら誰でも構わない」
…ルリシヤが言うと、説得力が違いますね。
かつて『セント・ニュクス』という一つの組織を率いてきた者が。
だが、俺も同じ意見だ。
俺にとって居心地の良い場所であるなら、必ずしも首領がアシュトーリアさんである必要はない。
勿論、アシュトーリアさんの統治する『青薔薇連合会』が一番だ…とは思うけど。
もし彼女がいなくなったとしても、それで『青薔薇連合会』を抜けようとまでは思わない。


