The previous night of the world revolution7~P.D.~

「元気か、ルルシー先輩。脚の方は良くなったか?」

「え?あぁ…。随分マシになったよ」

実は、今朝から歩く為のリハビリを始めたところだ。

あんまりダラダラしててもな。筋肉が衰えるばかりだ。

「ふむ、それは良かった」
 
「悪いな。色々…迷惑と心配をかけて」

「気にするな、ルルシー先輩。順調に治っているようで何よりだ」

と、ルリシヤ。

皆が口を揃えて、「大丈夫だ」とか「心配するな」とか「気にするな」とか。

優しいことばかり言ってくれるから、つい甘えてしまう。

それはそれとして、俺はルーチェス嫁の誤解を解きたいのだが…。

「そこでだ。ルルシー先輩、今日は良いものを持ってきたんだ」

「…良いもの?」

って、何だ?

なんか、あまり良い予感がしないのだが…。

「お見舞いに何を持っていくか、色々考えたんだがな」

「はぁ…」

「仮面にしようかとか、あとは仮面にするかとか…。それから、仮面にするのはどうか、とか」

仮面しか選択肢がないんだが?

しかも、仮面じゃないけどお面ならもらったよ。

ルヴィア嫁は、もしかしたらルリシヤと話が合うかもしれない。

「色々考えたが、やはりここは定番を攻めるべきかと思ってな」

「…何にしたんだ?」

「花束にした」

お前にしてはまともなチョイスで、俺は内心感動してるよ。

よくぞ仮面3連チャンの選択の末、花束を選んだ。偉いぞ。

「シュノもこの間持ってきてくれたよ、花束…」

「そうか。なら被ってしまったな」

「別に被っても良いよ。充分嬉しいから」

少なくとも、仮面をもらうよりマシ。

クマの目玉茶と比べたら、何だってマシだ。

「それじゃ受け取ってくれ。特注で作ってもらった逸品だ」
 
「あぁ。ありが…と、う?」

受け取った花束を見て、俺は言葉を失って固まってしまった。