「…」
ルヴィアは、まさかクマの目玉茶を飲まされていたとは思わなかったのか。
ティーカップを片手に、ぷるぷる震えていた。
その気持ちはよく分かる。
でも、お前は俺よりマシだろう。今日が初めてなんだから。
俺なんか昨日、知らずに、この目玉茶を一杯飲んだんだぞ。
そうと知っていれば、遠慮していたものを。
しかし。
「面白いですよね。シェルドニア王国の食べ物って」
ルレイアは平然と、クマの目玉茶を啜っていた。
お前は平気なのかよ。
相変わらずの図太さである。シェルドニア王国のゲテモノ料理にも全く屈する様子はない。
イナゴの佃煮とか、抵抗なく食べられるタイプ?
更に。
「ふゅ、フューニャ…。こ、これ普通に飲めるのか…?」
「?美味しいじゃないですか」
ルヴィア嫁も、全く動じることなく目玉茶を飲んでいる。
なんという肝の太い女性…と思ったが。
「前にお姉ちゃんが言ってたんです。シェルドニア王国には、クマの目玉を使ったお茶があって、美味しい上に万病に効く良いお茶なんだって」
成程。よく考えたらこの子、その華弦の妹なんだよな。
そりゃ動じない訳だ。
それどころか、事前に華弦から、クマの目玉茶なるものが存在することを知らされていたらしい。
存在を知っていても、実際に口にするとなると話は違うだろうに…。
味は確かに美味しいし、香りも素晴しいけど…。
…でも、目玉なんだろ?
…クマの。
平然と飲める方がおかしいよ。俺とルヴィアは間違ってない。
あんなに美味しいと思っていたお茶が、最早喉を通らなくなってしまった。
ルヴィアは、まさかクマの目玉茶を飲まされていたとは思わなかったのか。
ティーカップを片手に、ぷるぷる震えていた。
その気持ちはよく分かる。
でも、お前は俺よりマシだろう。今日が初めてなんだから。
俺なんか昨日、知らずに、この目玉茶を一杯飲んだんだぞ。
そうと知っていれば、遠慮していたものを。
しかし。
「面白いですよね。シェルドニア王国の食べ物って」
ルレイアは平然と、クマの目玉茶を啜っていた。
お前は平気なのかよ。
相変わらずの図太さである。シェルドニア王国のゲテモノ料理にも全く屈する様子はない。
イナゴの佃煮とか、抵抗なく食べられるタイプ?
更に。
「ふゅ、フューニャ…。こ、これ普通に飲めるのか…?」
「?美味しいじゃないですか」
ルヴィア嫁も、全く動じることなく目玉茶を飲んでいる。
なんという肝の太い女性…と思ったが。
「前にお姉ちゃんが言ってたんです。シェルドニア王国には、クマの目玉を使ったお茶があって、美味しい上に万病に効く良いお茶なんだって」
成程。よく考えたらこの子、その華弦の妹なんだよな。
そりゃ動じない訳だ。
それどころか、事前に華弦から、クマの目玉茶なるものが存在することを知らされていたらしい。
存在を知っていても、実際に口にするとなると話は違うだろうに…。
味は確かに美味しいし、香りも素晴しいけど…。
…でも、目玉なんだろ?
…クマの。
平然と飲める方がおかしいよ。俺とルヴィアは間違ってない。
あんなに美味しいと思っていたお茶が、最早喉を通らなくなってしまった。


