「俺達は、あなた方が『M.T.S社』と取引し、レーザー銃を所有していることを黙っています。その代わり、今日ここに俺達がやって来た事実を、なかったことにしてもらいたい」
「…!」
馬鹿でも分かる理屈だろう?
そして、ブロテは甘ちゃんではあるが、馬鹿ではない。一応な。
だったら、どうするのが正解か分かっているはずだ。
「…選択の余地はなさそうだね」
「それはお互い様ですけどね」
「分かったよ。本意ではないけど…今回は、お互いそれで手打ちにしよう」
ブロテは非常に渋い顔で、どうやら本当に不本意であるらしい。
仕方ないな。他に選択肢はないんだから。
今回は、って何だよ。次回があるのか?
冗談じゃない。
「ブロテ…。本当に、それで良いのか?」
俺にぶっ飛ばされて、床でお昼寝していたブロテのお仲間が、のろのろと起き上がりながら聞いた。
おはようございます。よく寝てましたね。
「セルニア…。仕方ないよ。『青薔薇連合会』と事を構えるのは本意じゃないし、それに…彼らの言う通り、レーザー兵器の存在をバラされたくもない」
「…そうだな」
バレたら困るようなことをするからだ。馬鹿だな。
「でも…信用出来るの?『青薔薇連合会』の言うことなんて…」
と、別の自警団員…ユナとかいう女が口を挟んできた。
おい。失礼にも程があるだろ。
この俺が信用出来ないなんて、何様のつもりだ?
「心配しなくても、一度交わした契約は守りますよ。『青薔薇連合会』の面子に懸けてね」
これは嘘ではない。いや、俺は普段から素直な良い子だから、嘘はつかないけど。
そちらが契約を反故にしない限りは、こちらも何もしないよ。
「俺が信用出来なくても、『青薔薇連合会』の看板は信用しても良いと思いますけど?」
「…分かった。信じるよ」
自分で言っといてなんだが、ちょろい女だな。
性善説を信じるタイプなのかもしれない。
「…!」
馬鹿でも分かる理屈だろう?
そして、ブロテは甘ちゃんではあるが、馬鹿ではない。一応な。
だったら、どうするのが正解か分かっているはずだ。
「…選択の余地はなさそうだね」
「それはお互い様ですけどね」
「分かったよ。本意ではないけど…今回は、お互いそれで手打ちにしよう」
ブロテは非常に渋い顔で、どうやら本当に不本意であるらしい。
仕方ないな。他に選択肢はないんだから。
今回は、って何だよ。次回があるのか?
冗談じゃない。
「ブロテ…。本当に、それで良いのか?」
俺にぶっ飛ばされて、床でお昼寝していたブロテのお仲間が、のろのろと起き上がりながら聞いた。
おはようございます。よく寝てましたね。
「セルニア…。仕方ないよ。『青薔薇連合会』と事を構えるのは本意じゃないし、それに…彼らの言う通り、レーザー兵器の存在をバラされたくもない」
「…そうだな」
バレたら困るようなことをするからだ。馬鹿だな。
「でも…信用出来るの?『青薔薇連合会』の言うことなんて…」
と、別の自警団員…ユナとかいう女が口を挟んできた。
おい。失礼にも程があるだろ。
この俺が信用出来ないなんて、何様のつもりだ?
「心配しなくても、一度交わした契約は守りますよ。『青薔薇連合会』の面子に懸けてね」
これは嘘ではない。いや、俺は普段から素直な良い子だから、嘘はつかないけど。
そちらが契約を反故にしない限りは、こちらも何もしないよ。
「俺が信用出来なくても、『青薔薇連合会』の看板は信用しても良いと思いますけど?」
「…分かった。信じるよ」
自分で言っといてなんだが、ちょろい女だな。
性善説を信じるタイプなのかもしれない。


