もしかして、悪い方の予感が当たってしまったか?
「お前、この期に及んで…しらばっくれるな!」
プッツンしてしまったルルシーは、ブロテに向かって怒鳴りつけた。
しかし、怒鳴られたブロテの方はというと。
何故ルルシーが怒っているのか、さっぱり分からない様子。
「しらばっくれてなんかない。どういう意味?『M.T.S社』は『青薔薇連合会』が壊滅させた。そうだろう?」
そうだけど。
「それが私達と、どう関係があるんだ?」
…どう…って言われても。
それはこっちが聞きたい。
「まだ白々しいことを…。…お前ら、その武器を何処から手に入れたんだ?まさかゴミ置き場から拾ってきたとは言わないだろうな?」
と、喧嘩腰のルルシー。
こんなものが落ちているゴミ置き場…。
是非とも行ってみたい。他にも掘り出し物があるかもしれない。
「そのレーザー銃が、『M.T.S社』が売買している新兵器なんだろう」
「あぁ、そうだよ。これは彼ら…『M.T.S社』から購入したものだ」
ブロテははっきりとそう認めた。
…ほう。提供してもらったのではなく…購入したのか。
じゃあやっぱり、帝国自警団が『M.T.S社』を匿っているという情報は…。
「いつ購入した?」
「どうしてそんなことを聞くんだ?」
「…質問に答えろ。問い返して良い立場じゃないって、痛い目を見ないと分からないか?」
「…」
そう言って、ルルシーはブロテに拳銃を向けた。
ルルシーが相手を脅迫するの、珍しいですよね。
…え?俺?
俺は他人を脅迫なんてしませんよ。いつだって平和的に「お話」してるだけです。
「言っておくが、ここに来てるのは俺とルレイアだけじゃないぞ。後ろには他の幹部達もいる」
って、ルルシー。それバラしたら意味がないのでは?
「切り札もこの通り全滅させた。この期に及んで、俺達を武力で抑えられるなんて思うなよ」
「…」
ルルシーの脅しに、ブロテは悔しそうに口を噤んだ。
ここは帝国自警団の本部。俺達にとってはアウェーである。
しかし、虎の子であるレーザー銃を無効化してしまった以上。
自警団の雑兵など、いくら束になってかかってきても、物の数ではない。
ルルシーの言う通り、いざとなったら後方でルリシヤとルーチェスが待機してくれてるからな。
彼らも合流したら、最早俺達は誰にも止められない。
帝国騎士団の隊長連中をまとめて連れてきて、ようやくまともな勝負が出来る、ってところか?
少なくとも、軟弱な帝国自警団では俺達を止められないよ。
残念だったな。さっきも言ったが、相手が悪かった。
まさか、このルティス帝国でもっとも敵に回してはいけない相手を、敵に回してしまうとは。
その時点で、お前達は「詰み」なんだよ。
分かったら、さっさと観念して自白することだ。
「さぁ、質問に答えろ。いつレーザー銃を手に入れた?」
「…君達が味方組織を奇襲した…と聞いた直後だよ」
ふむ。
ようやく、素直に喋る気になってくれたようだ。
実に平和的なお喋りですね。
「お前、この期に及んで…しらばっくれるな!」
プッツンしてしまったルルシーは、ブロテに向かって怒鳴りつけた。
しかし、怒鳴られたブロテの方はというと。
何故ルルシーが怒っているのか、さっぱり分からない様子。
「しらばっくれてなんかない。どういう意味?『M.T.S社』は『青薔薇連合会』が壊滅させた。そうだろう?」
そうだけど。
「それが私達と、どう関係があるんだ?」
…どう…って言われても。
それはこっちが聞きたい。
「まだ白々しいことを…。…お前ら、その武器を何処から手に入れたんだ?まさかゴミ置き場から拾ってきたとは言わないだろうな?」
と、喧嘩腰のルルシー。
こんなものが落ちているゴミ置き場…。
是非とも行ってみたい。他にも掘り出し物があるかもしれない。
「そのレーザー銃が、『M.T.S社』が売買している新兵器なんだろう」
「あぁ、そうだよ。これは彼ら…『M.T.S社』から購入したものだ」
ブロテははっきりとそう認めた。
…ほう。提供してもらったのではなく…購入したのか。
じゃあやっぱり、帝国自警団が『M.T.S社』を匿っているという情報は…。
「いつ購入した?」
「どうしてそんなことを聞くんだ?」
「…質問に答えろ。問い返して良い立場じゃないって、痛い目を見ないと分からないか?」
「…」
そう言って、ルルシーはブロテに拳銃を向けた。
ルルシーが相手を脅迫するの、珍しいですよね。
…え?俺?
俺は他人を脅迫なんてしませんよ。いつだって平和的に「お話」してるだけです。
「言っておくが、ここに来てるのは俺とルレイアだけじゃないぞ。後ろには他の幹部達もいる」
って、ルルシー。それバラしたら意味がないのでは?
「切り札もこの通り全滅させた。この期に及んで、俺達を武力で抑えられるなんて思うなよ」
「…」
ルルシーの脅しに、ブロテは悔しそうに口を噤んだ。
ここは帝国自警団の本部。俺達にとってはアウェーである。
しかし、虎の子であるレーザー銃を無効化してしまった以上。
自警団の雑兵など、いくら束になってかかってきても、物の数ではない。
ルルシーの言う通り、いざとなったら後方でルリシヤとルーチェスが待機してくれてるからな。
彼らも合流したら、最早俺達は誰にも止められない。
帝国騎士団の隊長連中をまとめて連れてきて、ようやくまともな勝負が出来る、ってところか?
少なくとも、軟弱な帝国自警団では俺達を止められないよ。
残念だったな。さっきも言ったが、相手が悪かった。
まさか、このルティス帝国でもっとも敵に回してはいけない相手を、敵に回してしまうとは。
その時点で、お前達は「詰み」なんだよ。
分かったら、さっさと観念して自白することだ。
「さぁ、質問に答えろ。いつレーザー銃を手に入れた?」
「…君達が味方組織を奇襲した…と聞いた直後だよ」
ふむ。
ようやく、素直に喋る気になってくれたようだ。
実に平和的なお喋りですね。


