The previous night of the world revolution7~P.D.~

「…っ!貴様、仲間をよくも!」

ユナとかいうお仲間を撃たれ、激昂したらしい別のお友達が、レーザー兵器をこちらに向けた。

お、やる気満々か?

なら、遊んでやろう。

自警団のお友達がレーザー兵器をこちらに向け、引き金を引くと。

銃口に白っぽい光が溜まり、その一瞬後にレーザー光線が射出された。

床に手をついてそれを躱したが、自警団のお友達は諦めずに、2射目、3射目を放ってきた。

連発ありがとう。

成程、お陰で分かったよ。

そのレーザー兵器の弱点、ってものが。

自警団のお友達が、4射目を放とうとしたそのとき。

引き金を引き、銃口から白い光線が放たれる直前。

俺は携帯していた小型ナイフを取り出し、今にも光線を発射しようとしていたレーザー兵器の銃口めがけて投擲した。

レーザー発射寸前に、小型ナイフが突き刺さった。

銃口を潰されたレーザー兵器は、溜まったエネルギーを射出することが出来ず、暴発して小爆発を起こした。

ボンッ、という音と共に、レーザー兵器が爆発四散。

その武器を持っていた男も、爆風で後方に吹っ飛んだ。

「!アンブロ!!しっかりして!」

ブロテが悲鳴をあげた。

ほう、その男アンブロっていうのか。

顔に火傷は間違いないだろう。元々不細工で良かったな。

「っ、よくも二人を…!」

更に別の自警団員が、先にやられた二人の仲間の仇を討とうとして、レーザー光線をぶっぱしてきたが。

残念だけど、それはもう当たりませんよ。

何発撃っても、俺にもルルシーにもあっさりと躱される。

「ど、どうして…!当たらないの…!?」

どうして当たらないの、ですか。

それは良い質問ですね。

じゃあ、教えてあげましょう。俺は親切な大人ですから。