「る、ルレ公『青薔薇連合会』やめんのか!?出ていくのか!?」
「い、嫌…!ルレイア、行かないで!行っちゃ駄目。ここにいて、お願い!」
アリューシャは声を荒らげ、シュノさんは再び涙を滲ませて、俺の両手を掴んだ。
おっと。何だか驚かせちゃいましたね。
「僕はルレイア師匠が何処に行っても、ついていきますよ。弟子ですからね」
ルーチェスは、特に驚くこともなくそう言った。
頼もしいですね。
でも、その心配は要らない。
「大丈夫ですよ、アリューシャ、シュノさん。俺は何処にも行きませんから」
ルルシーのいるところが、俺のいるところ。
ルルシーは『青薔薇連合会』をやめることはない。だったら俺も、いつまでも『青薔薇連合会』にいる。
「ほ、本当…?やめないのね?」
「やめませんよ。『青薔薇連合会』は、帝国騎士団より帝国自警団より、遥かに居心地が良いですからね」
「…!良かった…!」
「何だよ、ったく…心配させやがって、ちくしょー」
シュノさんもアリューシャも、ホッとしたような顔になった。
何ならアリューシャはそのまま、再びくまちゃん毛布を被って夢の中。
…で、話を戻すとして。
「確かに俺は、『青薔薇連合会』をやめて帝国自警団に寝返るよう誘われましたよ」
「…!『青薔薇連合会』をやめるだけじゃなくて、自警団に勧誘されたのか?あの女…」
あの女?
ルルシー、そういやブロテに会ったことあるんだっけ。
「…勿論断ったんだよな?」
「当たり前ですよ。ブロテが勝手にそう喚いてただけで、俺は全く相手にしませんでしたよ」
一瞬たりとも考えなかったね。『青薔薇連合会』をやめて帝国自警団に入ろうか、なんて。
俺にそんな誘いをするなんて、時間の無駄でしかない。
つくづく、ブロテも馬鹿なことを思いついたものだ。
「い、嫌…!ルレイア、行かないで!行っちゃ駄目。ここにいて、お願い!」
アリューシャは声を荒らげ、シュノさんは再び涙を滲ませて、俺の両手を掴んだ。
おっと。何だか驚かせちゃいましたね。
「僕はルレイア師匠が何処に行っても、ついていきますよ。弟子ですからね」
ルーチェスは、特に驚くこともなくそう言った。
頼もしいですね。
でも、その心配は要らない。
「大丈夫ですよ、アリューシャ、シュノさん。俺は何処にも行きませんから」
ルルシーのいるところが、俺のいるところ。
ルルシーは『青薔薇連合会』をやめることはない。だったら俺も、いつまでも『青薔薇連合会』にいる。
「ほ、本当…?やめないのね?」
「やめませんよ。『青薔薇連合会』は、帝国騎士団より帝国自警団より、遥かに居心地が良いですからね」
「…!良かった…!」
「何だよ、ったく…心配させやがって、ちくしょー」
シュノさんもアリューシャも、ホッとしたような顔になった。
何ならアリューシャはそのまま、再びくまちゃん毛布を被って夢の中。
…で、話を戻すとして。
「確かに俺は、『青薔薇連合会』をやめて帝国自警団に寝返るよう誘われましたよ」
「…!『青薔薇連合会』をやめるだけじゃなくて、自警団に勧誘されたのか?あの女…」
あの女?
ルルシー、そういやブロテに会ったことあるんだっけ。
「…勿論断ったんだよな?」
「当たり前ですよ。ブロテが勝手にそう喚いてただけで、俺は全く相手にしませんでしたよ」
一瞬たりとも考えなかったね。『青薔薇連合会』をやめて帝国自警団に入ろうか、なんて。
俺にそんな誘いをするなんて、時間の無駄でしかない。
つくづく、ブロテも馬鹿なことを思いついたものだ。


