通話の後、俺は一通のメールを作成した。
そのメールを幹部組に一斉送信するなり、返信が来ないようにスマホの電源を切った。
こんなことを知らせたら、アイズ辺りに止められそうだからな。
悪いが、今の俺はルレイア譲りの暴走機関車だ。
誰が止めようと、止まるつもりはなかった。
後でアシュトーリアさんにも怒られるかもしれない。
だが、全ては後の話だ。
後先を考えている余裕はない。
俺は電源を切ったスマホをポケットに押し込み。
上着を一枚引っ掴んで、『青薔薇連合会』本部を後にした。
向かう先は…帝都にある某ホテル。
その一室に、俺を呼び出した人物が待っていた。
「…よく来てくれたね。君が…ルルシー・エンタルーシアだね?」
「…ブロテ・ルリシアス…」
ルレイアを連れ去った張本人であり、帝国自警団の団長である女が、俺を出迎えた。
そのメールを幹部組に一斉送信するなり、返信が来ないようにスマホの電源を切った。
こんなことを知らせたら、アイズ辺りに止められそうだからな。
悪いが、今の俺はルレイア譲りの暴走機関車だ。
誰が止めようと、止まるつもりはなかった。
後でアシュトーリアさんにも怒られるかもしれない。
だが、全ては後の話だ。
後先を考えている余裕はない。
俺は電源を切ったスマホをポケットに押し込み。
上着を一枚引っ掴んで、『青薔薇連合会』本部を後にした。
向かう先は…帝都にある某ホテル。
その一室に、俺を呼び出した人物が待っていた。
「…よく来てくれたね。君が…ルルシー・エンタルーシアだね?」
「…ブロテ・ルリシアス…」
ルレイアを連れ去った張本人であり、帝国自警団の団長である女が、俺を出迎えた。


