俺はその日、気合を入れておめかしをして、ルルシーと共に夏フェス会場にやって来た。
ルルシーは、俺と一緒にライブデートするのが恥ずかしかったのか、「お前らだけで勝手に行け」とか、シャイな照れ隠しを口にしていたけど。
だったら恥ずかしくないように、アリューシャに麻酔弾を撃ってもらって、痺れてる間に連れてこようと思ったら。
大人しく一緒についてきてくれた。幸せ。
全くもう、ルルシーったら本当シャイなんだから。
しゅき。
「凄い熱気だな…。熱中症になりそうだ…」
ルルシーは額に滲んだ汗を、ハンカチで拭いながら言った。
夏ですからね。
おまけに、今回は屋外でのイベントだから、天候の良し悪しに左右される。
こればかりは予測不可能なので、雨が降らないことを祈るばかりだったが…。
「まぁまぁ、雨降らなくて良かったじゃないですか。絶好のライブ日和ですよ」
「そうだな」
雲一つない。晴天である。
最終日の今日だけではなく、昨日も一昨日も、夏フェスが行われた三日目ずっと天気は良かった。
雨や台風の心配は、必要なかったようだ。
「俺の日頃の行いですね〜」
「…」
え?ちょっとルルシー?何で黙るんですか?
きっとまだ照れているんだろう。そうに違いない。
ルルシーって本当にシャイですから。
「…それで?ルリシヤやシュノ達と合流するんじゃないのか?」
何故話題を変えるんですか。
まぁ良いか。
「その予定ですけど、合流は最後のライブのときにしようって約束なんです」
「あぁ、そうなのか…。じゃあ、それまではこの会場の何処かで、各々好きなようにフラフラしてるってことだな」
「そうですね」
夏フェス会場には、様々なコラボメニューを販売する屋台や、キッチンカーなども並んでいる。
食べ物のみならず、その他様々なイベントが盛りだくさんだ。
一日中会場にいても飽きないように、との策略である。
これほど大きなイベントの準備をするのは、非常に骨が折れたけど…。
その分のもとは、充分に取れそうだ。
「じゃあルルシー。俺達もライブの時間になるまで、一緒にデートしましょうか」
「何だよデートって。誰がそんなこと…」
「あ、ほらルルシー。あそこに珍しい食べ物がありますよ〜」
「おい、こら」
俺は強引に、ルルシーの腕を引っ張った。
こうでもしなきゃ、ルルシーったら恥ずかしがって動いてくれないんだから。
しゅき。
ルルシーは、俺と一緒にライブデートするのが恥ずかしかったのか、「お前らだけで勝手に行け」とか、シャイな照れ隠しを口にしていたけど。
だったら恥ずかしくないように、アリューシャに麻酔弾を撃ってもらって、痺れてる間に連れてこようと思ったら。
大人しく一緒についてきてくれた。幸せ。
全くもう、ルルシーったら本当シャイなんだから。
しゅき。
「凄い熱気だな…。熱中症になりそうだ…」
ルルシーは額に滲んだ汗を、ハンカチで拭いながら言った。
夏ですからね。
おまけに、今回は屋外でのイベントだから、天候の良し悪しに左右される。
こればかりは予測不可能なので、雨が降らないことを祈るばかりだったが…。
「まぁまぁ、雨降らなくて良かったじゃないですか。絶好のライブ日和ですよ」
「そうだな」
雲一つない。晴天である。
最終日の今日だけではなく、昨日も一昨日も、夏フェスが行われた三日目ずっと天気は良かった。
雨や台風の心配は、必要なかったようだ。
「俺の日頃の行いですね〜」
「…」
え?ちょっとルルシー?何で黙るんですか?
きっとまだ照れているんだろう。そうに違いない。
ルルシーって本当にシャイですから。
「…それで?ルリシヤやシュノ達と合流するんじゃないのか?」
何故話題を変えるんですか。
まぁ良いか。
「その予定ですけど、合流は最後のライブのときにしようって約束なんです」
「あぁ、そうなのか…。じゃあ、それまではこの会場の何処かで、各々好きなようにフラフラしてるってことだな」
「そうですね」
夏フェス会場には、様々なコラボメニューを販売する屋台や、キッチンカーなども並んでいる。
食べ物のみならず、その他様々なイベントが盛りだくさんだ。
一日中会場にいても飽きないように、との策略である。
これほど大きなイベントの準備をするのは、非常に骨が折れたけど…。
その分のもとは、充分に取れそうだ。
「じゃあルルシー。俺達もライブの時間になるまで、一緒にデートしましょうか」
「何だよデートって。誰がそんなこと…」
「あ、ほらルルシー。あそこに珍しい食べ物がありますよ〜」
「おい、こら」
俺は強引に、ルルシーの腕を引っ張った。
こうでもしなきゃ、ルルシーったら恥ずかしがって動いてくれないんだから。
しゅき。


